リトミシュル城 | チェコの世界遺産

11月10日
オーストリアからチェコのブルノに戻った俺たちはブルノを起点に3つの世界遺産『リトミシュル城』、『ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会』、『ブルノのツゲンドハット邸』を目指す事にした。

リトミシュル城
英名:Litomysl Castle (Litomyšl Castle)
1999年、世界文化遺産に登録

リトミシュルは10世紀〜11世紀にかけてできた町で、1568年から14年掛けて建設されたルネサンス様式のリトミシュル城とロマンティックな庭園があり、壁面を装飾する8000点ものズグラッフィート画の図柄はすべて異なる。また、映画『アマデウス』の撮影に使われたシャンデリアがあり、チェコの作曲家スメタナ生誕地としても知られている。
リトミシュルへのアクセスはブルノ駅、南側のバスターミナルの19番からバスで約2時間、料金はひとり90コルナ。日帰りだと往復で約4時間のバス旅となる。

このお城の何が素晴らしいって女神や草花など約8千の異なる絵柄で壁一面に装飾されたズグラッフィート画。

絵柄を見ているだけでも面白く、なんとも可愛らしいお城だった。おなじお城の世界遺産でもポーランドにある無骨な騎士のお城『マルボルクのドイツ騎士団の城』とは全く違った雰囲気で面白かった。

最近は厳ついのばかり見ていたから、かわいい絵柄にほっこりとする。

このネッサンス調のズグラッフィート画で埋め尽くされている外装はほぼ当時のままだそうだ。

やっぱり世界遺産はドーンと一件、これが世界遺産だ!と言う建物の方がわかりやすくて好きだ。城の中には18世紀のバロック劇場が当時のまま残されているそうだがオフシーズンのため、当然なかには入れなかった。でも、この外壁が見られただけで十分に満足。

リトミシュル城の柵もオシャレ。

お城のすぐ横にそびえる立派な教会。

お城のすぐ脇にある色彩豊かな町人住宅の町並みも素敵だった。

ちょっと天気があれだったけれどもルネッサンス風の旧市街もなかなか立派でポーランドのザモシチ旧市街を思い出す。

いちいちオシャレな壁。

旧市街にあった壁に絵が描かれているこの建物も素敵だった。
天気はあまりよくなかったけれども気温はそんなに低くなく、過ごしやすい一日だった。たまにはこう言うかわいらしいお城もいいものだ。
関連記事
-
-
屋根のない博物館『フィレンツェ歴史地区』| イタリアの世界遺産
12月5日〜12月10日まで滞在 俺たちは水の都ヴェネツィアから電車に乗って約2時間、
-
-
マカオ歴史市街地区 世界遺産、全30カ所のリスト
マカオ歴史市街地区は約400年掛けて出来た中国文化と西洋文化との融合で、町中至る所に中世の雰
-
-
ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑 | ポーランドの世界遺産
ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑 Wieliczka Salt Mine ヴ
-
-
イランの世界遺産、一覧 全17カ所のリスト
イラン・イスラム共和国にある世界遺産は2014年に『シャフリ・ソフタ』が追加されて全部で17
-
-
外国人に京都で人気ランキングNo1の『清水寺』| 世界遺産『古都京都の文化財』その7
清水寺は外国人観光客に京都の人気ランキングでNo1だそうだ。一番は金閣寺かなと思っていたが、
-
-
リビアの世界遺産、一覧 全5カ所のリスト
リビアと言えば2011年リビア内戦(アラブの春)でカダフィ政権が倒れ、無政府状態となっている
-
-
世界最古の植物園『パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)』| イタリアの世界遺産
12月4日 ヴェネツィアから電車で約1時間で行ける世界最古の植物園、パドヴァの植物園(オル
-
-
モロッコの世界遺産、一覧 全9カ所のリスト
モロッコ王国と言えば北アフリカの中で治安も良く、エジプトと並び、旅行者に人気のある国だ。モロ
-
-
アントニ・ガウディの作品群 | スペインの世界遺産
漫画『ギャラリーフェイク』にアントニ・ガウディ(1852年 – 1926年)の話があって、バ
トラックバック用URL