メキシコシティ歴史地区とソチミルコ | テンプロ・マヨール博物館
2016年9月1日
人口2000万以上!アメリカ大陸最大の都市メキシコシティー。この人口はニューヨークをも上回り、北米、中米、南米を含めてNo1のメガシティーとなっている。ちなみに世界一のメガシティは東京で3000万人超。やっぱ東京って頭おかしいよね。(都市圏で計算、市域人口の場合東京が1362万でメキシコシティが約885万人)
そんなニューヨークをも上回る大都市メキシコシティは、かつてアステカ帝国の都として栄えた場所で、後にスペインの植民地時代の中心的な都市として栄えた。
メキシコシティ歴史地区とソチミルコ
Historic Centre of Mexico City and Xochimilco
1987年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iii)(iv)(v)
メキシコ・シティの中央広場(ソカロ)を中心にスペイン植民地時代の建築物が立ち並ぶ歴史地区とメキシコ・シティの南約20kmにある、かつてアステカ帝国の都として栄えたソチミルコが世界遺産として登録されている。
べリヤス・アルテス宮殿(国立芸術院)

1905年〜1934年に掛けてイタリア人建築家アダモ・ポアリエの設計で建築されたオレンジの丸い屋根が特徴的なアールヌーボー様式の宮殿で、内装はアール・デコ様式で統一されている。個人的にはメキシコシティで一番美しい建築物だと思った。
メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂

16世紀にアステカ文明を滅亡させた後に建てられたアメリカ大陸最大の教会で、ゴシック、ルネサンス、バロックなどが混在する造りになっている。

ファイナルファンタジーとかに出てきそうな仰々しい教会。
国立宮殿

アステカ帝国を征服したスペインのエルナン・コルテスが自身の宮殿。

外観しか見ていないけれども最大の見所は宮殿の正面階段周辺を覆い尽くす壁画で、アステカ建国から20世紀初頭までのメキシコの歴史が描かれているそうだ。
テンプロ・マヨール
前置きが長くなってしまったが世界遺産『メキシコシティ歴史地区とソチミルコ』の最大の見所は何と言ってもこのテンプロ・マヨール。

1978年、メキシコシティのこの中心にアステカ帝国の大神殿テンプロ・マヨールが埋まっていた事が発見された。

宮殿とか教会とかも素晴らしいけれどもこう言う施設はヨーロッパに沢山残っている。そんな教会やら宮殿の下からアステカ文明の遺跡が発掘されるなんてロマンがありすぎ。

こんなアステカ帝国の大神殿がメキシコシティーの中心部に埋まっていたなんて!

これは本当に世紀の大発見でしょ!
教会の下からこんなすげー遺跡が出てくるなんて

生贄の儀式で使用されたと言われているチャックモール

アステカの時計

テンプロ・マヨールは入場料が65ペソ(約350円)くらい掛かるのだけれども激安。遺跡を見学した後に博物館にも入れるのだがその博物館がマジですごくて、しかも写真撮り放題。エジプトとかイチイチ高い上に展示の仕方も雑で、本当に酷かった、写真も撮れないし。(エジプトも展示されている物自体はすごかった。)

この博物館はとてもきれいに展示されているし、見応えも十分。

それに、俺は色々な文明の中でやっぱり中南米の文明がデザイン的に好きなんだよね。特にこっちの人はドクロ大好きで、ドクロ系のデザインが豊富だ。

エジプトのピラミッド文明とかにも憧れはあるけれども小さい頃から何度も読んでいたムー系の本。そこに出てくるのはマヤ文明をはじめとする中南米に憧れを抱かずには居られなかった。ましてやこのアステカ文明は俺の大好きなジョジョの始まりの地で、石仮面はこのアステカ文明から来ているのだ!

これが本物の石仮面だ!
俺は人間をやめるぞジョジョー! UUURRRRYYY!!

グリフィス!?
いや〜マジで楽しい!テンプロ・マヨール博物館。見応え十分、展示物すごすぎ。

こう言う、デザインも好きなんだよね、このロボットみたいなデザイン、オーパーツじゃないのこれ???
夢が掻立てられるね!

本当は超一杯写真を撮ったから、もっともっと載せたいのだけれども載せきれないのでその内、テンプロ・マヨール博物館で撮った写真みたいなページを作ろうかな。

本当に大満足だったな
久し振りに世界遺産をハントしていて超楽しかった!
さっそく中南米の旅が楽しくなってきたぜ!

最後に記念撮影をパシャリ。
ソチミルコ

ソチミルコはアステカ以来の伝統を色濃く残す町で、メキシコシティの巨大化で完全にその一部となった現在も独特の雰囲気を残している。かつてはメキシコの主要の交通手段であったトラヒネラと呼ばれる小舟でボートトリップをする事が出来るが料金もそれなりにするし、あまり興味が沸かなかったので適当に写真だけ撮って帰ってきた。
俺たちの泊まっているイダルゴ周辺からソチミルコまではかなり遠く、地下鉄とバスを乗り継いで行くのだがトラヒネラに乗る以外、特にやる事はなさそうだった。
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