ルイス・バラガン邸と仕事場 | メキシコの世界遺産

俺たちは今までに約100件もの世界遺産をハントして来た。そんな俺たちが今までにハントした中で、過去最低のハントだった世界遺産は『ルイス・バラガン邸と仕事場』だ。この世界遺産が最低と言う訳では無く、俺たちのハントぶりが最低だったと言う意味だ。
メキシコは雨期の真っただ中で、この日も朝からどんよりとした厚い雲に覆われていた。雨の中を出歩く気にもならなかったのでこの日は気軽にハントで来そうな世界遺産『ルイス・バラガン邸と仕事場』に行くことにした。
ルイス・バラガン邸と仕事場
Luis Barragán House and Studio
2004年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)

『ルイス・バラガン邸と仕事場』は20世紀メキシコを代表する建築家の一人、ルイス・バラガンが、1948年に建築した自宅兼仕事場。
世界遺産に登録された20世紀の邸宅は、他にもチェコの”トゥーゲントハット邸”や、オランダの”シュレーダー邸”、ベルギーの”建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群”などがある。
前回、チェコのトゥーゲントハット邸に行った時もそうだったが内覧には必ず予約が必要で、”ルイス・バラガン邸”も完全予約制となっている。トゥーゲントハット邸の時は時間が無くて予約出来なかったけれども今回は、スペイン語が全く理解出来ないのと料金がすこぶる高い上に写真が撮れないと言う事がネックで外観だけ撮影する事にした。
ルイス・バラガン邸のサイト
http://www.casaluisbarragan.org/eng/en_visitas2.html
入場料は、学生 200ペソ / 大人 300ペソ(約1800円)
写真撮影は屋上のみで室内は禁止
二人で3600円も払って写真が撮れないとか、面白くなさ過ぎなので、外観だけハントしに行ったのだが外観は予想以上に淡白で、え!?これだけ???みたいな感じで終わってしまった。

安藤忠雄ですか?と言わんばかりのコンクリート打ちっぱなしのシンプルな外装。これしか写真撮れないの???長い事、世界遺産ハンター業をやっているがこれにはマジで参ったぜ。
ちなみにルイス・バラガン氏は、1980年には建築界のノーベル賞とまで言われるプリツカー賞を授賞しているすごい人で、安藤忠雄氏も多大な影響を受けたそうだ。
チェコのトゥーゲントハット邸の場合はまだ、正面のデザインが美しかったり、頑張って裏まで回ってみたりと出来たがルイス・バラガン邸の場合は容赦なく、中に入らない者は何一つ楽しめない造りになっていた。
おかげで今までハントした世界遺産の中で最低のハントとなってしまった。

ルイス・バラガン邸のすぐ近くの横断歩道は王様仕様で、なんか雰囲気がすごくよかった。

これまた近くに駐車してあったボロいワーゲン、赤いボディとボロさがなんとも言え無いいい味を醸し出していた。

最後に記念撮影をパシャリとやって、不本意ながらも”ルイス・バラガン邸と仕事場”のハント修了。
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