メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス
公開日:
メキシコ
2016年9月4日
メキシコは雨期真っただ中で、この日の天気も曇りだった。時差ぼけは相変わらず治らず、毎朝4時には起きている。しかし、メキシコの朝はとても遅く8時にならないと太陽が昇らない。
朝とは言え、真っ暗な時間帯に出歩くのは怖いので、大体、出発の時間は9時か10時頃。この日、向かったのはメキシコシティ内にあるラテンアメリカで最大規模の総合大学で、世界遺産に登録されている『メキシコ国立自治大学』。
メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパスへの行き方
一番簡単なのはメトロの2番線のCopilco(コピルコ)駅から徒歩数分。2番線の終点がユニバーサイダードと言う駅で、いかにも大学っぽい駅だがコピルコ駅からの方が近いので間違えないようにしたい。メキシコの地下鉄は何処まで乗っても料金は5ペソ(約30円)と激安。
もし、Hidalgo(イダルゴ)近辺に泊まっていたのならメトロは乗り換えもいらないのでとても簡単。(メキシコシティで有名な日本人宿のサンフェルナンド館とペンションアミーゴはイダルゴの近くにある)
最初はメキシコの地下鉄は治安的に大丈夫なのかと不安に思ったが、昼間乗る分にはまず心配無さそうだった。地下鉄の乗り方はチケット売り場(TAQUILLA)でチケットを買って、改札に入るだけ。日本と違い切符はそのまま飲み込まれるので入る時だけ必要となる、出る時は何も必要ない。
メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス
Central University City Campus of the Universidad Nacional Autónoma de México (UNAM)
2007年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iv)
首都メキシコ・シティ南部のコヨアカン地区にある1952年に完成したラテンアメリカで最大規模の総合大学でアステカ人とスペイン人をモチーフにした絵などが描かれたモザイク壁画がある、中央図書館が見所。新大陸に建てられた最初の大学の一つで敷地面積は約7k㎡もある。
ちょっと古いけどメキシコの近代建築は雰囲気があってなかなか良い。
フランシスコ・エッペンス・ヘルゲラ作
LA SUPERACIÓN DEL HOMBRE POR MEDIO DE LA CULTURA
早速登場した壁画。この人、頭が無いけれどもどうしちゃったのだろうか?
ホセ・チャベス・モラド作
La conquista de la energía
この壁画の下で、ここの学生たちがカラテ(空手)の練習をしていた。そう言えば色々な国に行ったけれどもヨーロッパなどでも空手は流行っていた。
フアン・オゴルマンの中央図書館
メキシコ国立自治大学(UNAM)の一番の見所と言っても過言ではないと思う。ちなみにこの壁画を描いたフアン・オゴルマンと言う人は建築家で、メキシコでもっとも有名なアーティスト、フリーダ・カーロとディエゴ・リベラのアトリエ兼住居も建築したそうだ。
この世界最大規模の壁画にはそれぞれテーマがあり、北側はアステカ文明、南側はスペイン植民地時代の圧制、東側は太陽と月、宇宙、科学、政治、西側はUNAMの校章を中心として学生たちの現代メキシコにおける役割を象徴しているそうだ。
天気は悪かったけれども結構、見応えのある大学だった。
この方のブログがすごく参考になった。
http://meetsourcetrip.com/unam/
その他にも壁画がいっぱい。
大学生たちが思い思いに色々な事をやっているキャンパスを見て、俺もどっか、海外の大学に行ってみたいななんて思ってしまった。めちゃくちゃ楽しそう。
1968年、メキシコオリンピックでメイン会場として使われた”エスタディオ・オリンピコ・ウニベルシタリオ(オリンピック・スタジアム)”(1952年に建設)
この日はどういう訳か体調が悪く、ちょっと歩いただけでも息切れしてしまい、早々に撤収する事にした。メキシコシティは標高が2000m以上あるので高山病かなとか思ったけれども、メキシコに来て既に5日目だし、ただ単に体調が悪かっただけかもしれない。どうもメキシコに来て以来、時差ボケが酷くてあまり良く眠れていない気がする。
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