メキシコ国立人類学博物館 | 先古典期
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メキシコ メキシコ国立人類学博物館

メキシコの遺跡で発掘された重要な石像や壁画が集まる『メキシコ国立人類学博物館』、そのあまりのスケールに全部見るなら2日〜3日掛かると言われている。俺たちは気合いで5時間〜6時間位掛けて回ったが、流石に全部をじっくりと見る事は出来なかった。
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メキシコ国立人類学博物館 | 人類学入門
先古典期
先古典期は、紀元前1500年前〜後250年くらいまでの事で、後に出てくるテオティワカン文明以前にあった文明。これらの発掘物を見るとアメリカ大陸で最初に生まれた文明と言われるオルメカ文明以外にもしっかりとした文明があった事がわかる。

このカメだかスッポンにしか見えない壷はアルマジロの水差しだそうだ。とても紀元前1500ごろに作られたとは思えないほどしっかりとした作りで、とても芸術的。これが3500年も前の物だとはとても信じられない。

これは魚デザインの土器。とても何千年も前の品物とは思えない、遺跡とはまさにタイムカプセルだ。

これらは日本で言うところの縄文時代の品物。

出土品の人形もなかなかインパクトがあって面白い、ケツと太ももからボンっ!って太っているのはこちらの女性の特徴なのだろうか?現代のメキシコ人女性もケツから下の太り具合が半端じゃない。また、日本の遮光器土偶 (しゃこうきどぐう)にも見られる特徴だ。

この出土品を見るとあれっ?と思うことがある。これは日本の日本の縄文時代の土偶に似ているのではないか?俺は超古代文明の香りがする中南米の古代文明が大好きだがよくよく考えてみると日本の遮光器土偶 (しゃこうきどぐう)もなかなかヤバい形状をしている。一説によると、あれは宇宙服だったのでは無いかと言う説まである。
人類(モンゴロイド)がユーラシア大陸から陸続きだったベーリング海峡を徒歩で渡り、アメリカ大陸に渡ったのが1万4千年〜1万3千年前ごろだと言われているので、日本の縄文時代の人々と同じルーツの人々が作ったものだからこんなにも似ているのかもしれない。

こう言う土偶を見ると宇宙人?宇宙服?それともただのデザイン?
超古代文明はあったのか?または宇宙人がやってきたのか?それとも想像の産物?
と色々考えて楽しむ事が出来る。いつの日か解明されるのだろうか?
もし、解明されるのであれば俺の生きている内に頼むぜ

この頃の頭蓋骨はもう完全に人間。

これは石仮面で、トルティコ文化(前1400年〜前600年)に属す。結構ブロテスクな感じの物が多く、同世代でもっとも有名な文明、オルメカ文明とはまた違ったオリジナリティがある。

これは生と死を表すマスクだと言われている。

これは何だろうね?ヨガですか?
意味が全く分からない。

現代人の俺から見ると人形のデザインはめちゃくちゃ奇抜でオシャレ。こんな著作権切れでパクり放題のキャラクターを一杯見られるなんてマジで幸せすぎる。
人類学博物館だなんて大げさだなと思っていたがこの博物館はまさに人類の歴史をテーマにした壮大な博物館だった!しかもまだ、メインの展示物のところまで辿り着いていないのに俺のテンションはめちゃくちゃ上がっている!
メキシコ人類学博物館の記事一覧
人類学入門 | メキシコ国立人類学博物館
先古典期 | メキシコ国立人類学博物館
テオティワカン文明、トルテカ文明 | メキシコ国立人類学博物館
アステカ文明 | メキシコ国立人類学博物館
マヤ文明 | メキシコ国立人類学博物館
オルメカ文明 | メキシコ人類学博物館
オアハカ室 | メキシコ人類学博物館
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最終更新日:2018/02/13
メキシコ メキシコ国立人類学博物館
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