メキシコ国立人類学博物館 | 人類学入門
公開日:
メキシコ メキシコ国立人類学博物館
Museo Nacional de Antropologia
2016年9月7日
メキシコでもっとも見応えのある博物館”メキシコ国立人類学博物館”に行ってきた。人類学だなんて大げさだなと思っていたが、俺の今まで生きてきた人生の中でもっとも面白い博物館だった。マジで!
俺の大好きな超古代文明の香りを残す、メソアメリカの文明。テオティワカン、トルテカ、アステカ、オアハカ、オルメカ、マヤなどメキシコ中から発掘されたお宝がここに集結している。
しかも、なんと写真が撮り放題と言う太っ腹。あまりにも面白くて5時間〜6時間くらい居たので最後は腕が痛くて写真を撮るのもキツいくらいに疲れ果ててしまった。展示物、見せ方、どれを取っても最高に面白く、最高の博物館だと思う。
合計1200枚以上の写真を撮ったので数回に分けて連載しようと思う。
メキシコ国立人類学博物館
メキシコ国立人類学博物館への行き方は、Hidalgo駅からの場合は青い2号線のCuatro Caminos行きで「Tacuba駅」乗り換え、黄色い7号線のBarrancadel Muerto行きで「Auditorio駅」下車。(メトロの料金は一律5ペソ)
メトロが一番わかりやすくて簡単なのだけれども、俺のオススメはバス。世界遺産ハンター冒険マップに記載されているバス停から緑のローカルバスに乗って行くと博物館のすぐ目の前まで連れて行ってくれて料金は5.5ペソ。ミュージアムはスペイン語でムセオだからバスに乗る時にまわりの人に「ムセオ?」みたいに聞けば乗っていいかどうか教えてくれる。帰りは逆に「イダルゴ?」と聞けば良い。バスの乗り場さえわかってしまえばスペイン語力ゼロの俺たちでも普通にローカルバスで行く事が出来た。
メキシコ国立人類学博物館の入場料は75ペソ(約450円)と激安、しかも写真撮り放題。ただしフラッシュ厳禁なので気をつけたい。
中には少し高いがカフェレストランがあるのでコーヒーブレイクをしたり、昼食を食べる事も出来るようになっている。
人類学入門
博物館に入って最初にあるのが人類学入門と言う大げさな部屋。俺のお目当ては当然、アステカやマヤ文明のお宝。この部屋はいわば前座的な部屋で、ガイドブックなどには時間が無い場合は飛ばしても構わないなどと書いてある。
軽いジャブのつもりで人類学入門の部屋に入ると目に飛び込んできたのは『ルーシー』だ!まさかの展開で、いきなりテンションが上がる。
ルーシー(Lucy)とは、1974年にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された318万年前のアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の化石人骨で、「人類の最初の祖先」とされた。しかし、最近の研究で「人類の最初の祖先」は、ラミダス猿人の化石人骨『アルディ』とされている。
なんで俺たちがルーシー好きかと言うと、リュックベソンの映画ルーシーが大好きで、その中でちょっとだけ、「人類の最初の祖先」に触れるのだ。ちなみにリュックベッソンは明らかにヒロインのルーシーと「人類の最初の祖先」を関連づけている。
そんな訳で俺たちはルーシー好きなのだが、エチオピアを旅している時、アディスアベバの博物館に行かなかったのでルーシーのレプリカを見逃していた。まさか、こんなところでルーシーのレプリカに会えるとは思ってもいなかったので、完全に人類学入門の世界に引き込まれた。
武器を持った猿人が獲物を狙うハイエナを蹴散らしているジオラマ。このシーンを見ていると俺の大好きなスタンリーキューブリックの映画『2010年宇宙の旅』の最初のシーンをなんとなく思い出す。
この頃は、ドクロの形も何となく違う。まぁはっきり言ってルーシーとかジオラマでハイエナを追っ払っている人とか、人と言うかサル系にしか見えないからね。
このシーンはハードな出産のシーン。なんかジオラマだけどすげー・・・
このころから毛が無くなってやや人間に近づいたのかな?
ドクロもだんだん人間っぽくなってきたのかな???うーんまだかな・・・
なんのアートだかわからないけれども博物館の所々にアートが描かれている。そして、それが結構たのしかったりもする。
鹿を解体して食べているシーン。大分、人間っぽくなってきた。
時代はマンモス時代!サーベルタイガーとか結構強そうな動物が一杯いる。子供の頃に見たアニメなどの原始時代ってこんな感じだった。
このマンモス狩りのシーンとかは大迫力!俺、こう言うのを見に来た訳じゃないのだけれどもジオラマ好きなのでかなりハマってしまった。シンガポールのタイガーバームガーデンでもジオラマをかなり撮影していた。俺、こう言うの撮るの好きなんだな。
ドクロもやっと人間っぽくなってきた気がする。
ってかこの頃にはもう完全に人間でしょう、この絵を見る限り普通に昔の人だ。ちなみにジオラマのシーンの解説などはすべてスペイン語なので一切読んでいない。すべて俺の独断と偏見で解説している。
狩りのシーン。最近買ったレンズがまたこう言う写真を撮るのに調子いいので写真を撮るのが楽しくて仕方が無い。
SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8は、マジでオススメ。ただし、クソ重くて最後の方は腱鞘炎になるのではないかと心配してしまった。
この頃には農業が始まっているので文明が始まった頃だろう。
毛皮を着て寒さを耐え忍んだり、干し肉と言う保存食まで作っている。ガイドブックでは時間が無ければ飛ばしてもいいとさえ言われた人類学入門の部屋であったがジオラマのおかげで、かなり楽しむ事ができた。文字なんかわかんなくてもめちゃくちゃ伝わるからね!
次回からいよいよ、メキシコで発見されたお宝を紹介して行きたいと思う。
メキシコ人類学博物館の記事一覧
先古典期 | メキシコ国立人類学博物館
テオティワカン文明、トルテカ文明 | メキシコ国立人類学博物館
アステカ文明 | メキシコ国立人類学博物館
マヤ文明 | メキシコ国立人類学博物館
オルメカ文明 | メキシコ人類学博物館
オアハカ室 | メキシコ人類学博物館
公開日:
:
最終更新日:2018/02/13
メキシコ メキシコ国立人類学博物館
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