オアハカ室 | メキシコ人類学博物館
公開日:
メキシコ メキシコ国立人類学博物館

この写真はモンテ=アルバンで発掘されたコウモリ神の仮面。翡翠の破片をモザイク風に寄せ集めて作られている。
サポテカ文明とミステカ文明 オアハカ室

オアハカ州のモンテ=アルバンを中心に紀元前1000年頃〜16世紀初頭まで栄えてたサポテカ文明とミステカ文明の出土品が展示されている。ちなみにモンテ=アルバンには『オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡』と言う世界遺産がある。

オアハカから出土した作品も芸術的で好き。

なかなか素晴らしいデザインをしている。

これは結構きてるね、なんだかわからないけどインパクトは半端じゃない。

これは多分、絵文字。色合いとかデザインとか現代に持ってきてもそのまま通用するクオリティ。

金の装飾品。

翡翠の破片をモザイク風にちりばめたマスク。

これはなかなか見応えがあった。

エキセントリックな壷?置物?何だかわからないけれどもインパクトは大。

壁画もすごく良い。
北部と西部の部屋
最後にサラサラッと北部と西部の部屋の紹介。俺自身、この部屋に辿り着く頃には既にへろへろにバテていたのでサラッとしか見ていないがこの部屋はこの部屋でけっこう見所がある。

こんなデザインや、

こんなデザインまで。相変わらず土偶のデザインは斬新で、見ていて面白い。

中でも、この貝を使った工芸品は見物。これは死者への供養物として使われていたと考えられている。

この貝で出来た首飾りなんか今でもめちゃくちゃカッコいいデザインだと思う。

俺的にこの部屋の一番の見所は、テオティワカン時代に作られたと言うマスクでモザイク状のトルコ石、貝殻、黒曜石で装飾された素晴らしい作品。時間のない人は、この部屋をスルーしがちだがこれだけは見ておいた方がいいと思う。

あと、個人的には部屋に入ってするのと頃に展示されているこの頭蓋骨がかっこ良かったのでおすすめしたい。
三階の民俗学コーナー
ほとんどの人が時間が無くてスルーすると思われる三階。実は俺も、空腹と体力の限界でほとんど見ていない。サラサラっと一通り歩いただけだけれども何気にすごく面白そうな展示物がいっぱいあった。マジでこのメキシコ人類学博物館は見応えがありすぎる。

いきなり現代の民芸品とかが展示されているのだけれども、これがまたすごく良くて、普段なじみのないメキシコのデザインセンス、配色のセンスにガッツンガッツン刺激される。

この見慣れないメキシコ人のセンスには相当な刺激を受けた。ほんとうにすげーイカしてる。

古代から現代のデザインまでずーっと見てきたけれども見慣れないデザインばかりで本当に面白かった。考古学とか興味なくてもデザインが好きな人とかは絶対に楽しめると思う。

三階の展示物もかなり見応えがあって、もっともっとじっくりと見学したかったのだけれども、流石に5時間くらい博物館を見学していると頭もパンク気味だし疲れもピークに達していて無理だった。かなり後ろ髪を引かれる気持ちだったがさらさらーっと見学してメキシコ人類学博物館を去る事にした。
メキシコ人類学博物館は、俺的にはメキシコシティで一番面白かった。
超おすすめ!
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公開日:
:
最終更新日:2018/02/13
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