メキシコの物価 | 47泊48日の旅、滞在費は30万8千円

メキシコの物価
2016年11月22日〜2017年1月8日
1ペソ = 5.5円で計算
二回目のメキシコの旅、47泊48日間の総費用は約30万8千円。一日平均、二人で約6500円と相変わらず安い。一泊3000円位の宿や日本人宿に何度も泊まったり、国内便の飛行機に乗ったり、中距離を何度かタクシーで移動したり、結構な金額のシアン・カンのツアーに参加したりした割にこの料金なので、やはりメキシコは素晴らしい。
使用したペソの合計55985ペソ x 5.5 = 307917.5円
個人的に今回の中南米の旅の中で一番コストパフォーマンスに優れた国はメキシコだと思う。俺の中で中南米のタイ的な位置づけだ。
メキシコの宿代
今回の一日平均、6500円の内訳の30%〜40%は宿代だと思う。

写真はベカンの宿で食べた優雅な朝食。
一泊約3850円のベカンの宿にも2泊
一泊36ドルもするカンクンの日本人宿、カーサ吉田に2泊
一泊30ドルのカンクンの宿に2泊
一泊26ドルのメキシコシティの日本人宿、サンフェルナンドにも4泊
一泊3000円くらいするトゥルムの宿にも5泊
一泊26ドルのカンクンの日本人宿、ロサスシエテに8泊
一泊4500円のカンペチェのホテルに2泊 (まりちゃんの誕生日)
一泊2300円のプエブラのホテルに2泊
27泊で大体8万4600円、一泊平均3100円くらい。
(1ドル = 112円位で計算)
こうして見るとメキシコ1物価が高いと言われるカンクンやトゥルムではかなり宿代が掛かっている。それと日本人宿はやはり高い。
今度は逆に安い宿を見てみると
一泊170ペソだったメリダの安宿に3泊
一泊360ペソのオアハカのホテルに4泊
一泊200ペソのサンクリストバルの安宿6泊
一泊200ペソのオコシンゴの安宿に1泊
一泊270ペソのパレンケの安宿に2泊
一泊300ペソのバヤドリドの安宿に2泊
18泊で大体2万5000円、一泊平均1400円くらい。
こうして見ると安い宿と高い場所では倍くらい宿代が違う。
安いところと高いところを合わせて45泊で約11万円、一泊平均2500円しない位。
メキシコでの滞在費の約1/3は宿泊費だった。
メキシコでの移動費

滞在費の次に費用がかかったのは多分、移動費。メキシコは物価の割に移動費が高い。ローカルバスやセカンドクラスのバス、コレクティーボなどを利用すればある程度は安く済むのだろうが、旅行者は、バス強盗などのリスクの少ないADOのバスに乗るのが一般的。物価の安いメキシコで、1番割高に感じられるのが移動費かもしれない。ただ、中南米は何処の国も基本的に移動費が高い気がする。
今回、メキシコでは国内便に一回だけ乗ったがカンクンからメキシコシティへの航空券は意外と安く、片道一人たったの6000円。下手すればバスよりも安いかもしれない。ちなみにカンクンの空港までタクシーで200ペソ。
わりと高くついたのはタクシー代で、チェトゥマルからベカンまで800ペソ
ベカンからカラクムル遺跡のタクシーチャーターが一台1800ペソ。運良くメキシコ人の夫婦と割り勘に出来たので900ペソ。300ペソ(俺たちの支払いは150ペソ)の追加料金で周りの遺跡もまわってもらえた。合計1050ペソ。
ベカンからトゥルムまでのコレクティーボが250ペソで、トゥルムからカンクンまで80ペソ。
宿からトゥルムの遺跡までのタクシー代が往復で140ペソ。
メキシコシティからトゥーラの遺跡までの往復のバス代は、252ペソ。
メキシコシティからプエブラまではADOのバスで190ペソ
プエブラのバスターミナルから宿までタクシーで70ペソ、往復140ペソ。
チョルーラまでウーバーで93ペソ
プエブラからオアハカまでADOのバスで458ペソ
オアハカからモンテアルバンへの往復の移動費が70ペソ
ヤグールへはローカルバスで行ったので往復たったの36ペソ。
オアハカからOCCのバスでサンクリまで470ペソ。(ディスカウントチケットだった)
サンクリからオコシンゴまではコレクティーボで65ペソ
オコシンゴからパレンケまでこれクティーボで60ペソ
パレンケ遺跡までコレクティーボで片道20ペソと高い
パレンケからカンペチェまでADOのバスで479ペソ
カンペチェからメリダまでADOのバスで216ペソ
メリダからウシュマル遺跡まで往復で120ペソ
メリダからバリヤドまでセカンドクラスのバスで113ペソ
メリダからチチェンイッツァまで往復で60ペソ
バヤドリドからカンクンまでセカンドクラスで118ペソ
最後にカンクンから空港までタクシーで250ペソ
合計で約6万円
交通費は基本的にタクシー以外は、二人分の交通費が掛かるので結構な出費となる。
この他にも細かい移動費が掛かっているので実際には7万円以上は交通費として使っていると思う。
メキシコでの食費

サンクリストバルでは日本人が作った本物のラーメンが一杯500〜600円くらいで食べる事が出来る。
メキシコは基本的に食費が安い。特にメキシコシティは物価が安く、屋台のタコスなどで一人20〜30ペソ(約120円〜180円)。適当に二人で頼んでコーラ一本付けても100ペソ(約550)を越える事は滅多に無い。
ただし、カンクンやトゥルムなどは結構高い。あそこのエリアだけ何故か物価が高いイメージ。ちょっとしたお店に入ると100〜200ペソくらいとられる。
また、メキシコではキッチン付きの宿に泊まれる事が多かったので基本的には自炊をしていた。食材なども安く、特にパスタが安い上にうまいのでオススメ。
俺たちのお気に入りの外食は何と言っても中華。メキシコの中華はレベルが高い上に安い、二人で100ペソ(550円)前後で腹一杯食べる事が出来る。メキシコではかなりの率で中華を食べた。
メキシコでの観光費
メキシコでの観光費は他の国々に比べると断然リーズナブル。ほとんどの遺跡には65ペソで入れるし、俺たちの場合、場所によっては学生証が使えたのでタダだった。
今回、観光費で一番高くついたのはユネスコの世界遺産に登録されているシアン・カン国立公園への1日ツアーで、一人119USドル。自力で行くのも大変そうだったので、世界遺産ハンターとしては、まぁ仕方ないかな。
あと、学生証を持っていたおかげで入場料自体はタダになったカラクムル遺跡だが、ここはアクセスが悪い為に、行くまでに結構なお金が掛かった。

Photo by Yumi Aramaki
あと、トゥルムにあるグランセノーテの入場料が150ペソ(約850円)と高いが、はっきり言って、あの素晴らしいセノーテに入る事を考えれば激安。他の国とか本当に酷い料金設定をしている。
あと、高かった遺跡と言えば、古代都市ウシュマルの入場料は65ペソ + 149ペソで約1200円なのと、チチェンイッツァの232ペソ(約1300円)だが、他の国と比べれば激安だと言える。
俺たちはグアテマラの学校で作ってもらった学生証のおかげでかなりの遺跡にタダで入る事が出来たのでメキシコではあまり観光費が掛かっていない。(そこに行くまでの移動費や宿泊費はもちろん掛かっているのだけれども)
本当にメキシコはありがたい国だ。
まぁそれでも二人で4万円〜5万円くらいは掛かっていると思うけど。
メキシコはお土産天国
忘れちゃいけないのがお土産代。今まで色々な国に行ったがメキシコのお土産レベルは抜群に高い。個人的なお土産が素晴らしいランキングでペルー、メキシコは他の追従を許さないレベルだと思う。マリちゃんもテンションが上がって洋服とか色々買っていたので1万〜2万円位は使ったと思う。
メキシコでの滞在費の合計
最初にメキシコに着いた時の滞在費の合計が、14泊15日で、6万6千円
今回のメキシコでの滞在費の合計が47泊48日で、30万8千円
合計で61泊63日の滞在費が37万4千円
1日平均、約6100円
こうして考えると、メキシコでは節約とか全然していないのにかなり安く済んだなと思われる。俺的に中南米物価が安い国ランキング、いや、コストパフォーマンスが良い国ランキングの1位はダントツでメキシコに決定!
あまりにも見所満載で居心地の良い国だったから合計で2ヶ月以上もメキシコに滞在してしまった。
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