オアハカ歴史地区 | メキシコの世界遺産
オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡
Historic Centre of Oaxaca and Archaeological Site of Monte Albán
メキシコ南部にある歴史地区と古代都市遺跡
1987年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)
正式名はオアハカデファレス。1486年、アステカ帝国の要塞となり、1521年にスペイン軍に征服された。16~18世紀のスペイン統治時代の美しい町並が残っている。
12月10日〜14日
プエブラからオアハカまで約5時間、ADOのバスで458ペソだったが乗り心地は悪かった。こんな事ならAUの390ペソのバスにしておけば良かったと後悔。
メキシコの突き抜けるような青空と強い日差しがまぶしい。オアハカは標高1500mに位置するヨーロッパ的な美しい街並で、多様な先住民文化の伝統が色濃く残っている。人口の約4割がサポテカ、ミステカ、などを含む先住民族で、すぐれた民芸品などがとても魅力的。
この街は、物欲を刺激するものが多すぎる。
俺たちの目的はもちろん、ユネスコの世界遺産に登録されている『オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡』とオアハカから日帰り出来る世界遺産『オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟』。もちろん両方ともハントしたのだけれども長くなるので今回は、オアハカ歴史地区を紹介する。
オアハカ歴史地区もプエブラ同様に見慣れたはずのヨーロッパの街並なのだが、プエブラより田舎なのか人が少なく、とても落ち着いた雰囲気でとてもオシャレ。そして何よりも治安が良い。
オアハカはプエブラに比べ圧倒的に安心感があり、夜でも遅い時間でなければ平気で出歩ける。
セント・ドミンゴ教会(Templo de Santo Domingo)
なぜだろう?見慣れたはずのヨーロッパの街並、教会なのにオアハカの街は歩いているだけでとても楽しい。つまり俺たちはオアハカ歴史地区がめちゃくちゃ気に入ったと言う事だ。
セント・ドミンゴ教会(Templo de Santo Domingo)の内部
やっぱり、街って独特の空気みたいなものがある。同じような旧市街でもプエブラは、なんか肌に合わなかったけれども、オアハカはめちゃくちゃフィットする。きっとどっちが良いとか言う訳ではないのだろうけれども、俺たちにはオアハカが合うってことだろう。いや、ぶっちゃけオアハカの方が数倍は素敵な街だ。
俺の大好きなワーゲンバスも沢山見かけた。何でも南米ではT2タイプのワーゲンバスをKOMBIと言うらしくて、2013年までブラジルで現役で生産していたそうだ。だからメキシコなんかでもまだまだ沢山のワーゲンバスが走っている。
日本だと俺が生まれた頃の骨董品が安くても180万円するけど、こっちだと最高で2013年モデルが買えたりする訳だ。
マジで羨ましいぜ。
Cathedral of Our Lady of the Assumption
ここが街の中心地。ソカロがあり、近くにメルカドもあり、モンテアルバン行きのツアーもこの近くから行くことが出来る。
詳しくは世界遺産ハンター冒険MAPを参照
俺たちが行った時は、ちょうどお祭りか何かで、民族衣装を着た人が沢山居た。ラッキー!
ソロカで描いてもらった似顔絵。これでたったの100ペソ(約600円)だったのだけれども丁寧に描いてくれたので120ペソ払った。俺的には120ペソ以上の価値を感じていたので、後からもっと沢山払っておけば良かったかなと後悔したけど、どうにもチップ文化に慣れない俺はスマートにそう言う事が出来ない。代わりに後日、サンドイッチの朝食を差し入れしておいた。
街中を民族衣装で練り歩いている人々も。
やっぱりこの街は、雰囲気があってすごく気だな。
あんまり遅い時間でなければ暗くなっても安心して出歩ける所も凄く良い。
なんだかんだ言って、旅するのに一番重要なのは治安。はっきり言って治安面で心配な所は、女づれで行きたくない。
露天でアクセサリーを見ていると、すぐ近くの公園からドカーーーン!って花火が打ち上がった。
こんなに近くで花火を見たのは初めてだ。
本当に真上で花火が爆発して大迫力だぜ!とか思っていたら火の粉が降ってきたので露天のテントの下に避難。危なすぎるだろ・・・
すぐ近くで見れて、大迫力なんだけども火の粉が危な過ぎるので落ち着いて花火鑑賞出来ない、日本じゃまず考えられないな。
今回はユネスコの世界遺産『オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡』のオアハカ歴史地区の部分だけ紹介したけれどもやっぱりメインは何と言ってもモンテ・アルバンの古代遺跡なので次回は俺の大好きなモンテアルバン遺跡を紹介する。
オアハカで泊まった安宿 ホテル カーサ ニーナ(Hotel Casa Nina)
ダブルで一泊360ペソ。Wi-Fi、キッチン付きで超快適!
スタッフも感じよくて、立地もけっこう良かったのオススメの宿。
関連記事
-
ギザの三大ピラミッド | 世界遺産『メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯』
2016年1月13日 世界でもっとも有名な世界遺産『メンフィスとその墓地遺跡-ギーザか
-
ニジェールの世界遺産、一覧 全3カ所のリスト
ニジェール共和国の首都はニアメで公用語はフランス語、通貨はCFAフラン (XOF)。心配なの
-
石庭で有名な龍安寺 | 世界遺産『古都京都の文化財』その12
小雨が降る中、金閣寺から龍安寺へ。龍安寺は仁和寺と金閣寺の間にあるので距離にして1.5キロ位
-
モザンビークの世界遺産『モザンビーク島』
モザンビーク共和国 Mozambique Republic モザンビークって日本人に
-
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷 | キューバの世界遺産
2107年1月13日〜16日 ビニャーレスからハバナに戻った俺たちは、ハバナで一泊して
-
外国人に京都で人気ランキングNo1の『清水寺』| 世界遺産『古都京都の文化財』その7
清水寺は外国人観光客に京都の人気ランキングでNo1だそうだ。一番は金閣寺かなと思っていたが、
-
アフガニスタンの世界遺産、一覧 全2カ所のリスト
アフガニスタン・イスラム共和国の首都はカーブルで、公用語はパシュトー語、ダリー語。通貨はアフ
-
テルチ歴史地区 | ルネサンス様式の街並みがそのまま残る世界遺産
テルチ歴史地区 Historic Centre of Telč 1992年、世界文化遺
-
世界遺産が出来るきっかけとなった文化遺産『アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群』
1960年代、ナイル川流域にアスワン・ハイ・ダムの建設計画が持ち上がり、このダムが完成すると
-
マカオ歴史市街地区 世界遺産、全30カ所のリスト
マカオ歴史市街地区は約400年掛けて出来た中国文化と西洋文化との融合で、町中至る所に中世の雰
トラックバック用URL