世界で最も建造年代が新しい世界遺産『シドニー・オペラハウス』

公開日: オーストラリア 世界遺産

世界で最も建造年代が新しい世界遺産『シドニー・オペラハウス』

5月3日

世界遺産『オーストラリア囚人遺跡群』の構成資産である、コッカトゥー島、ハイド・パーク・バラックスを見学した後、いよいよオーストラリアのシンボルとも言うべき建造物、シドニー・オペラハウスへと向かった。

シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)

2007年、世界文化遺産に登録 / (i)

シドニー・オペラハウスは20世紀を代表する近代建築で、世界で最も建造年代が新しい世界遺産でオーストラリアのシンボル的な建造物。

設計者は建築家ヨーン・ウツソン。1959年に着工し、1973年に完成した。

シドニー・オペラハウス

オペラハウスは俺が想像していたよりも複雑な建物で、このようなパーツの建物の集合体として成り立っている。

シドニー・オペラハウス

モビルスーツの頭部を彷彿させるデザインがイカしてる。

シドニー・オペラハウス

中はガラス張りのオシャレなレストランになっていた。値段とか知らないけれども多分、超高い。オーストラリアクラスの物価になると、せっかくだからと言ってこんなところで食事しようなどとは思わない。

宿泊費も無くて、毎日テント生活している俺たちが来るような場所ではない。

シドニー・オペラハウス

この日はマリちゃんがフィジーで留学していた頃のお友達、カオリちゃんとオペラバーで、合う約束をしていたのでオペラハウスのまわりをぐるっとまわって暇つぶし。

ハーバー・ブリッジ

オペラハウスの裏から見るハーバー・ブリッジ。この橋は8車線の車道と鉄道、歩道が通っており、世界一車線数が多い橋となっている。また、この橋もブリスベンのストーリーブリッジと一緒で、登る事が出来る。

世界で3つしかない、橋を登る「ブリッジクライム」というアクティビティの内、2つはオーストラリアにあり、もうひとつはニュージーランドのオークランドだ。

料金はふざけた値段で日中だと300ドル(約2万5千円)近かったりもする。アホでしょ?

うぁ、高いな〜と思っていたブリスベンのストーリーブリッジ、80ドル〜がとても良心的な値段に思えてくる。

こんな値段を払うならば現代のバベルの塔、ドバイにあるバージュ・ハリファに登りたい。バージュ・ハリファは大体4000円くらいだった。

ハーバー・ブリッジ

俺たちの近くを歩く日本人観光客の会話が耳に入ってくる。『あの橋、登る事が出来るんだよ』、『でも、100ドル以上掛かるらしいよ』。

きっと、もっと掛かるよと俺は心の中でつぶやいた。
バブリーなオーストラリアでは信じられないような値段設定のものが多い。

シドニー・オペラハウス

オペラハウスって本当に複雑な形状だよな〜
こんな形の建築物の集合体がちょっと遠目に見るとこんな感じになるのだから。

夕暮れのオペラハウス

夕暮れのオペラハウスも美しい。
本当によく計算されているなと感心してしまう。文化遺産にほとんど興味を持てなくなってきている俺だけれどもオペラハウスは見にこれてとても良かった。

やっぱり奇抜なデザインだから見応えもあるのかな?

シドニー・オペラハウス

カオリちゃんを待っている間、ヒマだったので記念撮影をパシャリ。

オペラバー

この日、俺たちがカオリちゃんと待ち合わせたのはオペラハウスのすぐ近くにあるオペラバー。すっげーオシャレなバーで、料金とかかなり心配だったけれども一杯10ドル前後だったので、記念に一杯だけ飲む分にはいいかも。

オペラバーにて

写真はマリちゃんとカオリちゃん

カオリちゃんは、フィジーに留学した後、オーストラリアにワーホリで行って、そのまま美容師の仕事をしながら6年もオーストラリアに住んでいるそうだ。

旅をしていると、旅人とはわりと良く合うのだけれども海外に定住しちゃっている人とはあまり合いづらい。だからカオリちゃんの話はとても面白かった。

オーストラリアの物価が高すぎるとか、オージー達は週、2000ドルくらい稼いでいるとか。どんだけバブリーなんだよオーストラリア。

タバコが一箱20ドルくらいするとか、シドニーだと家賃が1週間で500ドル(4万3千円)以上するとか・・・

そりゃ、俺たちがキャンプ場にしか泊まれない訳だ。ちなみに俺たちがシドニーで泊まっていたキャンプ場は『Lane Cove River Tourist Park』でテント泊なのに一泊37ドルもする。

オペラバーの夜景

シドニーのバブリーな夜景。
オーストラリアをレンタカーでキャンプしながらまわるのは最高に面白いけれども、やっぱり都会は色々と高過ぎてキツいな。俺たちのキャンプ場からオペラハウスまでの電車賃はひとり往復で9.6ドル。さっき乗った10分程度のフェリーが往復で12.4ドル。この日は交通費だけで二人で44ドル(約3800円)掛かっている。

夜のオペラハウス

夜のオペラハウス。
オペラバーでカオリちゃんのオーストラリアのリアルな話を聞けてとても楽しかった。

さ、帰りますかと言う時に席を立ったら、立ちくらみがした。
あまり気にせず歩いていたらお風呂でのぼせたようなクラクラした状態になってきてあれ?なんか変だぞと思ったら、急に膝から崩れ落ちた。

意味が良くわからないけどぶっ倒れた。

何だろう?飲み過ぎか??
シャンパンをグラスで一杯しか飲んでいないし、泥酔している訳じゃない。
意識もハッキリしているけれども視界がやけにカラフルだ。

俺はお酒がかなり弱いから飲み過ぎる事は無いし、無理して飲む事も無い。

こんな状態になったのは生まれて初めてで、なんか変な薬でも盛られたのかと不安になったが、ちょっと休んだら動けるようになった。心配したカオリちゃんが水を買ってきてくれた。

オペラバーでもごちそうになってしまった挙げ句にぶっ倒れて水まで買ってきてもらってしまった。。。

別にいいところを見せたい訳じゃないが、初対面でマジでいいとこ、ひとつもなかったな俺・・・

かおりちゃん、今度、東京に遊びにきたら御馳走させてね!

公開日: : オーストラリア 世界遺産

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