鑑真和上が眠る唐招提寺 |『古都奈良の文化財』その7

世界遺産 唐招提寺

唐招提寺は薬師寺から歩いて10分くらいの場所にある。最寄り駅である西ノ京駅からも10分くらい。いよいよ8件ある世界遺産『古都奈良の文化財』の7件目だ。時間的に考えて8件目の『春日原始林』はどうやら諦めなければならない。この後、どうしても奈良にあるもう一つの世界遺産『法隆寺地域の仏教建造物』に行きたい。奈良の世界遺産巡りがこんなにもハードな旅になるとは思っていなかった。

そして今日も引き続き時間に追われながら世界遺産を巡る。

世界遺産 唐招提寺(とうしょうだいじ)

世界遺産 唐招提寺

唐招提寺は鑑真が建立した、南都六宗の一つである律宗の総本山で本尊は廬舎那仏。金堂、講堂、鼓楼が国宝に指定されていて御影堂、東室、礼堂が重要文化財に指定されている。唐招提寺が保有する国宝は17件、重要文化財は200件を超え、天平文化を今日に伝えている。

拝観料 600円
拝観時間 8:30〜17:00

唐招提寺 公式サイト
http://www.toshodaiji.jp/

南大門

唐招提寺の南大門

拝観の入り口はこの南大門。1960年に天平様式で再建されたもので切妻造りの建物。

金堂 唐招提寺の国宝

唐招提寺の金堂

南大門を抜けると正面にすぐに国宝の金堂が現れる。8世紀後半の創建時の姿を残す代表的な建築物で堂内中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像(いずれも国宝)が祭られている。

講堂 唐招提寺の国宝

唐招提寺の講堂

金堂のすぐ奥にある講堂は、平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したもので国宝になっている。現在の姿は鎌倉時代の改造によるところが大きいと言われていて、天平時代の平城宮の面影をとどめる唯一の建築物としてとても貴重な存在となっている。

唐招提寺の講堂

内部には本尊弥勒如来坐像(重要文化財、鎌倉時代)と、持国天、増長天立像(重要文化財、奈良時代)の他、多くの仏像が安置されている。

鼓桜(ころう) 唐招提寺の国宝

唐招提寺の鼓楼

金堂と講堂の間に建つ、鎌倉時代(1240年)に建てられた2階建ての建物で名称は「鼓楼」だが現在は鑑真和上将来の仏舎利を奉安しているため、「舎利殿(しゃりでん)」とも呼ばれている。 堂内の厨子には、仏舎利を収めた鑑真和上請来の国宝、金亀舎利塔(きんきしゃりとう)が安置されている。

金亀舎利塔は唐招提寺の創建にかかわる重要な宝物で「如来舎利三千粒(にょらいしゃりさんぜんりゅう)」を収める「白瑠璃舎利壺(はくるりしゃりこ)」とそれを包む「方円彩糸花網(ほうえんさいしかもう)」それを収めるのが「金亀舎利塔(きんきしゃりとう)」。

鼓桜の奥の建物は礼堂(らいどう)と東室でいずれも重要文化財。

戒壇(かいだん)

唐招提寺の戒壇

金堂の西側にある戒壇は僧となるための授戒が行われる場所で鎌倉時代に造られたが建物は失われ石段のみが残っている。1980年に石段の上にインド・サンチーの古塔を模した宝塔が造られた。

唐招提寺に咲く蓮の花

祭壇に行くまでの道には沢山の蓮の花が咲いていてとても奇麗だった。

御影堂(みえいどう) 唐招提寺の重要文化財

唐招提寺の御影堂

御影堂は金堂、講堂の奥、境内の北側にある江戸時代に造られた建物。国宝の鑑真和上坐像が奉安されている。

唐招提寺

御影堂の辺りはひっそりとしていて古き良き日本的な雰囲気がとても良かった。

開山御廟(かいざんごびょう)

唐招提寺の開山御廟

境内の北東にある鑑真和上の墓所でとても雰囲気が良い。

唐招提寺

御影堂からこの開山御廟に来る途中の雰囲気はかなり良かった。

苔の森

途中、とても奇麗な苔の森を抜けて池を渡るのだが唐招提寺の中で開山御廟へ来る道が一番のお気に入りとなった。

松尾芭蕉の句

1688年に松尾芭蕉が唐招提寺を訪れた際に下記の句を読んだので旧開山堂の手前に松尾芭蕉の句碑がある。

「若葉して御目の雫拭はばや」

何の事だかさっぱりわからなかったけれども、どうやら鑑真像を排した芭蕉はその渡海の苦難に心打たれた事を書き残しているらしい。うーむ、難しい。

唐招提寺を見終わる頃にはすでに小雨が降っていた。昨日に買ったビニール傘が役に立つ。時間は相変わらずおしているので西ノ京まで戻り、雨が強くならない事を祈りながら奈良最大の世界遺産『法隆寺地域の仏教建造物』を目指す事にした。普段、雨の心配などした事の無い俺だが、今回の旅行はなぜだか雨につきまとわれている。

やれやれだぜ

奈良の世界遺産、一覧
『古都奈良の文化財』と『法隆寺地域の仏教建造物』全9件

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公開日: : 最終更新日:2014/10/20 世界遺産 日本の世界遺産

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