高山病で下山? | シミエン国立公園、2日目

高山病で下山? | シミエン国立公園、2日目

シミエン国立公園

2月11日

朝8:30、キャンプサイトを出発

シミエン国立公園

クリーム色の高原を歩き

シミエン国立公園

グランドキャニオンのような絶景を楽しみ

シミエン国立公園

背の低い木々の林を歩く

シミエン国立公園

まるで桃源郷を歩いているようだった。

シミエン国立公園 枯れた滝

歩くこと約2時間、ようやく滝に辿り着いたのだけれども乾期なのでちょろちょろと水が流れているだけだった。雨期に大量の雨が降るそうで、この谷に大量の水が流れ落ち、何本もある滝に綺麗な虹がかかるそうだ。

しかし、雨期のトレッキングは厳しいので雨期があける10月が一番美しい時期だと言われている。

シミエン国立公園

この乾燥した大地が、クリーム色の高原が、荒野のような風景が緑に生い茂るのかな?

歩くこと約3時間半、ようやくお昼になり昼食だ。辺りには人慣れしたヤギが俺たちのお弁当を狙っている。

シッ!シッ!と追っ払ってもひるむ気配無し。
仕方が無いので小石を投げて追い払う。

シミエン国立公園のヤギ

昼食後、バナナの皮をあげたらご満悦。

シミエン国立公園の動物

これもヤギなのかな?すこし毛がモコモコしているけど羊?
なんだか角が立派で強そうだ。

シミエン国立公園

昼食後、さらに荒野を2時間くらい歩いてようやくキャンプ場近くの村が見えてきた。

正直なところ結構キツい。

これが二泊三日で次の日はちょろっと登って帰るだけだと考えれば大丈夫だが、もう一日これを繰り返してさらに四日目には4420mもあるエチオピアで二番目に高い山に登ると言うのだからちょっと自信が無い。

2日目のトレッキングで俺が考えていた事はただひとつ、調子に乗って三泊四日のツアーにしちゃったけど四日も体力が持つのかな?と言う事。

2日目のキャンプ場の時点で標高が3600m以上ある、富士山の頂上と大して変わらない。体感として息苦しいとか酸素が薄いとか感じる事は全く無いけれども一歩一歩の足取りは確実に重たく、大した登り坂ではないのに体力の消耗が激しい。

ただ、ここまで来た事によって何となく『俺、富士山にも登れるかな』ってふと思った。体力的に余裕のあるマリちゃんに至っては『富士山も大した事無いね』とか言う始末。

シミエン国立公園

後ろを振り返ると一緒にツアーに参加している台湾人のひとりが限界ギリギリの状態で登っている。どうやら足がつってしまったらしくスキーのストックのようなものを使いながら四本足のような状態で登っている。

24時間テレビのマラソンみたいな感動の押し売りを見て気持ち悪いと思うこの俺でさえ『頑張れ!あとちょっとだ!』と心の中で声援を送っていると言うのにそれを見ていたエチオピア人の子供が大爆笑している・・・

マジか!?
そこ笑うところ???

文化と言うか風習というか、まぁ平たく言えば感覚が全く違うのだろう。

マリちゃん高山病にかかる

午後3時過ぎ、長かった一日のトレッキングが終わりようやくキャンプサイトに着いた頃、マリちゃんの体調に異変が起きだした。

マリ『ねぇねぇ高山病の症状ってどういうの?』
オレ『ん?頭痛がしたり吐き気があったりだね』
マリ『あたし、それかもしれない』
オレ『え!?マジ???』

さっきまで富士山も大した事無いねとか言ってたのに・・・
富士山で高山病になる人がいるとか言っていたけれども本当だったんだ。でも俺たちはデバルクの町(2700m)で2日も過ごしてしっかりと高度順応していたはずなのに。

そうは言ってもどうにもならない。
マリちゃんの体調はどんどん悪くなる。

一緒のツアーに参加していたアイルランド人夫妻が薬をくれたのでそれを飲んで寝るしかない。

シミエン国立公園のサンセット

山の間に沈んでいく夕日がとても美しかった。
それとは対照的に俺には何一つする事が出来ず、全くの無力。

次の日、様子を見て下山しようと思った。
ガイドに妻の体調が悪いと相談するとミュール(馬とロバの間みたいな動物)に乗せて下山することも出来ると言ってくれた。

三泊四日分の料金を支払ってはいるけれども、この2日間でシミエン国立公園は十分に堪能した。次の日に下山してもまったく悔いは無い。

シミエン国立公園の星空

ふと夜空を見上げると、今までに見た事もないくらいに星が輝いていた。

綺麗な夜空は何度も見た事がある。フィリピンのプエルトガレラも素晴らしい夜空が見える、モロッコのサハラ砂漠で見た夜空も素晴らしかった。

でもこの山で見た夜空は別格だった。

標高が高いからなのか、空気が薄いからなのか、乾燥しているからなのか?

星をこんなに近くに感じたのは生まれて初めてだった。
この星空を見る事が出来ただけでもここに来た甲斐があるってもんだ。

そして俺の星空の撮影技術の低さを痛感した。
次はもう少し勉強するぞ!

シミエン国立公園の記事

絶景!エチオピアの天井と言われる世界遺産『シミエン国立公園』

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トレッキングと言う甘美な言葉に誘われてうっかり4000m級の山々を縦走するハメになってしまったシミエン国立公園3日目

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公開日: : 最終更新日:2016/08/13 エチオピア 世界遺産

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