フィリピンの秘境サガダのエコーバレーにあるハンギング・コフィン
サガダの安宿で出会った欧米人夫婦とトレッキング
Sagada | Echo Valley
7月31(金曜日)
前日の夜、サガダの安宿で出会った欧米人夫婦のアレックスとマルガリータと意気投合して一緒にエコバレーと言う場所にトレッキングに行くことになった。
ここの崖には吊るされた棺桶(ハンギング・コフィン)なる物があると言う。
サガダの安宿
セント・ジョセフ・レストハウス(St. Joseph Resthouse)
電話:0918-559-5934
mail:JuliaAbad47@yahoo.com.ph
サガダのバス停のすぐそばにある欧米人に人気のゲストハウスで、料金はダブルで500ペソ(約1400円)(トイレ、シャワー共用)。Wi-Fiの調子は結構よく、シャワーも一応ホットシャワー(冷たくは無い少しだけ暖かい水)で、水の出も良い。部屋は結構狭かったけれども清潔で快適だった。
また、1000ペソ以上のもっと良い部屋やコテージまでありなかなかオススメの安宿。併設のレストランもそこそこ美味しい。
サガダは標高1500mあり、夜はかなり寒いのでホットシャワー無しの宿は結構厳しいのでおすすめしない。夜寝る時もかなり寒く、服を着込まないと寒くて寝れなかった。
エコー・バレーでトレッキング(Echo Valley)
サガダでのトレッキングはガイドを雇わないといけないのでドイツ人夫婦のアレックスとマルガリータとシェアして四人でトレッキングに行くことになった。ガイド料は1000ペソなのでひとり250ペソで済む。
最初に訪れたのはセント・メアリーズ教会。アレックスとマルガリータにアー ユー クリスチャン?と尋ねたらクリスチャンだけど教会とかほとんどいかないと言っていた。
アレックスは32歳で元WEBデペロッパー、JAVAとか書いていたそうで、俺も日本でWEBを作ってたのだけど会社を辞めて来たんだよと言うとYES!最高だよな!と言って握手を求めてきた。
アレックスはとにかく陽気でハイテンション、白人の良い奴ってこう言う人だよねと言うのを絵に描いたような清々しい奴だった。
俺たちは教会の裏にある墓地を通り過ぎエコーバレーへと向かった。エコーバレーはその名の通り山びこがこだまする場所で、見所はハンギング・コフィン(吊るされた棺桶)。
ハンギング・コフィンへと行く途中、切り立った崖がありロッククライミングをする事も出来るそうだ。料金は400ペソ。
ガイドの人がここからクライミング用のロープでも降りれるよ、と言うとアレックスは興味津々でロープで降りる事になった。当たり前だけれども落ちたら間違いなく死ぬような場所で俺たちはみんなビーチサンダル。先頭を行くアレックスが振り返り誰から降りる?とか聞いて来たが誰からも何も男は俺とアレックスしかいない。俺はアレックス!と即答した。アレックスには悪いが言い出しっぺに取りあえず安全確認をしてもらわないといかん。万が一があるといけないからね。
取りあえずアレックスが無事に降りられたので次に俺が降りる事にした。数年前に一回、ロッククライミングを経験しているから余裕だと思っていたけれども足はビーサンだし、登ってもいないのにいきなり崖から降りる事になってちょっと怖かった。
しょっぱなから崖お降りたので、みんなかなりテンションが上がって大盛り上がり。今回は降りただけなので一人100ペソ(約280円)だけしか掛からなかった。めっちゃ安い。
この後、ぬかるんだ山道を登りながらハンギング・コフィンへと辿り着いた。
これらは全て棺桶で、サイズが小さい物は子供の棺だそうだ。これはフィリピンのごく一部の風習で第二次世界大戦が終わる頃まで続いていたそうだ。(約70年前)
ここは完全にジャングルで、探検隊の気分が味わえる。足下がビーチサンダルなのは少し心もとないが・・・
しばらく行くとコーヒー畑があり、アレックスがガイドの人にこの豆食っていいか?と聞いていた。俺は生でコーヒー豆食うの?と思ったがチャレンジ精神旺盛なアレックスは生でコーヒー豆を食べていた。
コーヒー畑を抜け川を登って行くと洞窟にたどり着いた。
洞窟の中はヒンヤリとしており、洞窟の奥から川の水が流れてきていた。
洞窟の奥の方は真っ暗で何も見えない為にあんまり奥に行くことは出来なかった。
洞窟の後は、滝まで行き一休み。この滝は小さいが天然のプールになっていて地元の子供達の憩いの場にもなっていた。
中学生か高校生くらいの地元の子供達。生意気にもビールをケースごと運んで来てみんなので優雅に飲んでいた。
アレックスは早速、悪ガキ達のところに行ってビールを一本譲ってもらって来た。
みんなで岩場から飛び込んで遊んでいたのだけれどもマルガリータだけ飛び込めず、やっぱり止めるとか言ってずっと岩場でだだをこねていたのだけれどもアレックスと一緒に飛び込む事になった。俺は五分くらいずっとカメラを構えていたのでナイスな瞬間をカメラに納める事が出来た。
まるで映画のワンシーンのようなショット。アクションヒーローとヒロインみたいな構図だけれども実際、飛び込んだところはあまり高くない。
この後、美しいライステラスを抜けてサガダの町に戻った。
コントラストの効いた綺麗な青空とサンサンと輝く太陽。美しい風景。ほのぼのとした田舎の雰囲気。どれをとっても最高の場所で最高に楽しいトレッキングとなった。所要時間は大体4時間くらい。料金はガイド一人雇って1000ペソ。
サガダはトレッキングなどのアクティビティが沢山あり、しかも安くて居心地が良い。ルソン島北部を旅するなら絶対によって損は無い場所だった。この後、みんなで少し遅い昼食を一緒に食べ、俺たちは大満足したし疲れたのでマッサージをしにスパに行ったのだがアレックスとマルガリータは別の洞窟探検に行くとか言って出かけて行った。欧米人はタフすぎる。
サガダのスパは250ペソ(約700円)で1時間マッサージをしてもらえる。トレッキングの後にマジでオススメ。
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