ワルシャワからバスでザモシチまで

公開日: ポーランド

ワルシャワの文化科学宮殿

写真は悪の帝国のようにワルシャワに君臨する文化科学宮殿。
旧ソ連の衛星国だった1956年にスターリンからの贈り物として建てられた文化科学宮殿。ソビエトの権威主義の象徴として建てられたこの建物はポーランド人にとって好ましい物では無く、ワルシャワ市民にはすこぶる評判が悪いそうだ。

俺たちはモスクワでこの建物にそっくりな建物を何個か見たのでもろにソビエト風な建物だと言う事がよくわかる。

ワルシャワ屈指のパノラマスポットとなっているが毎日ひどい曇り空なので景色もあまり良く無さそうだから登らなかった。この文化科学宮殿の前の広場からザモシチ行きのバスが出ている。

中世都市トルンからバスに乗ってワルシャワへ

10月21日

本当はトルンからザモシチまで一気に行きたかったのだけど直通のバスを見つける事が出来ず、ワルシャワ経由でザモシチを目指す事にした。

トルンからワルシャワまではバスと電車があったのだけれども俺たちが泊まっていたトルン旧市街からはバス停の方が近く、バスでワルシャワを目指す事にした。結論から言うとバスは色々な場所に停まる為にかなり時間が掛り、安くもないので電車にすれば良かったと少し後悔した。

トルン〜ワルシャワへのバス
所要時間、約4時間半
料金はひとり50PLN(約1750円)
トイレ休憩などは特になし

電車の料金はわからないがマルボルクやトルンに電車で行った時の感覚からすると恐らくバスと同じくらいの料金だと思われる。

天気は相変わらずの曇天でたまに小雨がぱらついている。車窓は温度差の為に白く曇りどんよりとした森の風景をよりいっそうつまらなくする。

あわよくばワルシャワから乗り換えてその日のうちにザモシチを目指そうかと思っていたが退屈なバス旅に疲れワルシャワで一泊する事にした。

ワルシャワ西駅

俺たちの乗ったバスはワルシャワ西駅のバス停へと辿り着いた。ワルシャワみたいに大きい街は何処のバス停に着くのか辿り着くまでわからず宿を決めかねる。でも今の俺たちにはSIMフリーのiPadがあるのでバス停に着いてから気軽にブッキングドットコムでその日の寝床を探す事が出来る。

本当に便利な時代になった。でも、こんなに楽していいのだろうか?
そもそも海外旅行なんて言うのは苦労を楽しむ為にするものではないか?

一昔前は何処だかさっぱりわからないバス停に降ろされて途方に暮れながら現地の人に聞き回ってようやく宿にたどり着き一安心と言う毎日だった。当時はiPhoneもGoogleMapも無く、ガイドブックまたは事前に調べておいた情報が全てだった。

その苦労が旅の醍醐味で楽しくもあったのだけれども今、それをまたやりたいか?と言われると答えは『NO』だ。一度、便利になった事はそうそう手放せないし、今の時代の今のスタイルの旅を楽しむべきだと思う。

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また、旅のコスト的にもインターネットの普及によってリーズナブルな料金を選択しやすくなったと思う。本当にありがたい。

ワルシャワセントラル

ワルシャワの中心部、ワルシャワセントラル付近の夜景

ワルシャワセントラル

文化科学宮殿の周辺はワルシャワで一番栄えている場所だけあってにぎやかだった。

ワルシャワからザモシチ行きのバス

10月22日

ワルシャワからザモシチへのバスは『BIG BUS』と言う会社のバスがワルシャワセントラル駅のバスターミナルから出ている。時間は大体1時間に1本くらい出ているのでバス停に直接行って乗れば良い。

ワルシャワのバス乗り場

名前はBIGバスだが実際に俺たちが乗る車はハイエース型のベンツでバスですらない。広くもないし快適でもないがザモシチまで殆どまわり道せずに行ってくれるし運転手の人もとても親切だったので文句は無い。

所要時間は約4時間半で、料金はひとり45PLN。
途中に一回、食事休憩あり(約15分)

BIG BUS
http://www.bigbus.pl/rozklady.html

ポーランドは国土が広いので移動が大変だ。物価も宿代もバルト三国ほど安くはないので何かと出費がかさむ。それでも物価の高いヨーロッパで1日平均5000円以下で旅をする事が出来るのはありがたい。

この日の天気も相変わらずの曇天でまたに小雨がぱらついている。俺たちがポーランドに来てからと言うものほぼ曇りでたまに晴れ間が差し込む事があるくらい。かれこれ2週間くらいこのような天気が続いているので流石に気分もどんよりとしてくる。

そろそろスカっと壮快に晴れてほしい。

公開日: : 最終更新日:2015/10/24 ポーランド

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