原点回帰の旅 | バンコクカオサンロード
公開日:
タイ

7月4日〜7日
俺たちの旅はグダグダになっていた。
パンガン島では一泊950バーツ(約3000円)もするビーチリゾートに泊まっていた。旅のはじめ、主にヨーロッパでは引き締めていた財布の紐も今やユルユルだ。それでもオーストラリアやニュージーランドなどの物価の高い国では節約しないとやっていけない。けれども東南アジア辺りまでくるとさほど節約しなくてもやっていけるようになる。
むしろ、物価の安いタイで使わなければいつ使うのだ?
たった3000円でビーチリゾートに泊まれる国はそう多くない。
そんな感じで、気がついた時にはヨーロッパよりもタイの方がお金を使っているみたいな事になっていた。
旅は長くなれば長くなるほどにグダグダになる。
旅の疲れも出てくるし、一度上げた生活水準を下げるのはなかなか大変だ。
そんな俺たちがバンコクで泊まろうと思っていたサービスアパートメントはもちろん、前回みつけたオンヌットにあるサービスアパートメントで、一泊約1100バーツ(約3千円)、プール付きで、部屋もめちゃくちゃ広くてバスタブ付き。最高にくつろげる俺たちの隠れ家だ。
しかし、そんな俺たちの隠れ家は何と一泊2000バーツになっていた!マジか!?ほぼ倍じゃねーか・・・
どうやら前回は、ブッキングドットコムでたまたま安かったみたいだ。
一泊2000バーツと言えば約6千円。冷静に考えれば泊まる必要とか全く無いのだけれどもバンコクに着いたらウォーターフォードでゆっくりするんだと俺たちは心に決めていた。
なんてこった、三泊で18000円・・・
うーん、どうせ日本に一時帰国したら少し働くし、18000円くらい別にいいよな
俺はいつの間にか忘れてしまっていた。
幸せのハードルは低い方が良い
と言う事を。
そして一年前に書いたこの記事を読み返して原点回帰する事の重要性を思い出した。
原点回帰の旅 | バンコクカオサンロード
思えばシンガポールからバンコクまでのこの旅は俺の旅の原点を思い出す旅でもあった。俺の初めての一人旅はバンコクから陸路と航路でバリ島まで行くと言うもの。今回はシンガポールからバンコクまでの旅なのでまさに原点回帰の旅。
本当はちょっとリッチなウォーターフォードリゾートに泊まりたかったけれども意味も無く贅沢をしている場合じゃない。幸せのハードルは低い方がいいのだ。
幸いな事に妻のまりちゃんは、めまぐるしく変わる俺のこう言う決定に文句を言う事は無い。
贅沢な事も一切求めないし、宿がボロいだの汚いだのと言うめんどくさい事は一切言わない。

思い出せ、俺の旅の原点を!
そう思ってカオサンロードへと向かう事にした。近年、タイに来てもカオサンに泊まる事は無かった、懐かしい気分に浸る為だけにちょろっとお土産物を見に来る程度だった。
お、なんか久し振りだな、ブッキングドットコムも使わずにゲストハウスを足で探すなんて。
そうは言っても流石にカオサン近辺は知っているゲストハウスがいくつかある。今回はK.S ゲストハウスを目指す事にした。
久し振りにやってきたK.S ゲストハウスはびっくり仰天、なんと595バーツもした。ダブルでエアコン付きにしたからだけど。クソ高いなとは思ったけどせっかくここまで来たので一泊だけ泊まる事にした。
このゲストハウスは昔、トイレシャワー共同だったのになんか改造して各部屋にトイレとシャワーが付いていた。おかげで部屋は狭くなり、かなり圧迫感もあって居心地の悪い宿となっていた。昔のなにもない囚人部屋の方が良かったな。
翌日、宿を変えようとカオサンの安宿巡りをしていると何気にどこの安宿も値上がりしており、屋台もすべて50バーツからとなっていた。
仕方が無いので結局、寺裏にある懐かしのMerry V. Guest Houseに泊まる事にした。エアコン付きの部屋で550バーツ。カオサン高い・・・
最近はエアコン付きばかり選んじゃうから高く付くけど、バンコクは蒸し暑いくてエアコン無しで寝苦しいのはかんべんだった。
カオサンに辿り着いて安宿探して、俺たちも久し振りにバックパッカーみたいな気分なれて良かった。これぞ原点回帰。
結局おれたちはそのまま三日間、カオサンから一歩も出る事無くダラダラと過ごし、帰国する事となった。

最後に前から気になっていたけど、あんまり美味しそうじゃ無いから食べなかったマンゴーライスに遂に挑戦。餅米の上にコンデンスミルクみたいなのをかけてフレッシュなマンゴーを乗せていると言うシンプルな食べ物で、マンゴーと餅米のマリアージュ。(右の写真)
まぁあんまり惹かれないよね
でも、結構おいしいと言う噂だったので食べてみた。
俺の感想は『まあまあ』。タイに行ったら記念に食べてみてもいいんじゃない?
思っていたより美味しいよ
でも、もう一回たべたいかと言うと微妙。
食べてもいいけど別に食べなくてもいい感じ。
公開日:
:
最終更新日:2019/02/13
タイ
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