グレーター・ブルー・マウンテンズ地域 | オーストラリアの世界遺産
オーストラリア、ニュージーランドの旅の記録をすっ飛ばしてフィジー編からはじめてしまったので大分、時間が空いてしまったけれどもオーストラリア編を再開。
このまま、日本に滞在中にニュージーランド編まではきっちりと終わらせたいな。
2016年5月4日
シドニーをあとにした俺たちが向かったのは世界遺産『グレーター・ブルー・マウンテンズ地域』にある有名な観光スポット、スリーシスターズ。
前回のシドニーの記事
世界で最も建造年代が新しい世界遺産『シドニー・オペラハウス』
世界遺産『オーストラリア囚人遺跡群』(シドニーにあるコッカトゥー島、ハイド・パーク・バラックス、パラマッタの旧総督官邸)
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
英名:Greater Blue Mountains Area
2000年、世界自然遺産に登録 / (ix)(x)
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は91種ものユーカリが広範囲で自生する地域でブルー・マウンテンズ国立公園とその周辺の公園の公園の総称。気温が上昇するとユーカリに含まれる油が気化し空気中に広がり反射する光の青のスペクトラムを良く通し、ブルーがかって見える事からブルー・マウンテンズと呼ばれるようになった。
世界遺産に登録されている国立公園は
ブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)
ウォレミー国立公園(Wollemi National Park)
イェンゴ国立公園(Yengo National Park)
ナッタイ国立公園(Nattai National Park)
カナングラ=ボーイド国立公園(Kanangra-Boyd National Park)
ガーデンズ・オブ・ストーン国立公園(Gardens of Stone National Park)
サールメア・レイクス国立公園(Thirlmere Lakes National Park)
スリーシスターズ
今回、俺たちが向かったのはシドニー近郊で有名な観光スポットにもなっているスリーシスターズ。シドニーからのローカルツアーで行くとひとり大体60ドル〜180ドルくらい。
レンタカーを借りている俺たちはもちろん自力で行くことにした。オーストラリの素晴らしいところは、自力で行くと殆ど観光料金が掛からない。入場料とか入園料がかかる場所は殆どなく、それでいて綺麗に整備されているし、トイレやフリーWi-Fiなどもあったりする。
オーストラリアは基本的な物価は高いが、観光などでお金が殆ど掛からないので車で旅をする分には最高の国だ。
世界遺産ハンター冒険MAPに記載しておいたがちょっと離れた場所には無料の駐車場もある。
シドニーの天気は相変わらず快調で、極上の秋晴れだった。快適な気温に心地よい太陽の光が降り注ぐ。まさにトレッキングにはうってつけの天候だった。
スリーシスターズは、着いた瞬間に『あ〜来て良かった』と思えるような絶景が広がっており、それだけで十分に満足なのだが、せっかくなのでトレッキングもしてみたい。事前に調べた情報によるとかなりのコースがあるのだけれども中でもハードと言われてる階段コースがある。
これはスリーシスターズのビューポイントからスリーシスターズの岩に直接行くルートを通ってそのまま下まで下って別の駐車場の方までいくコースだ。
俺たちはよくわからないまま、階段コースに来てしまい、気がついた時にはもっともハードだと言われる階段コースを下っていた。途中で引き返せば良かったのだけれども事前にネットで調べていた俺は、やる気がフツフツと沸いてきてしまいそのまま階段コースをクリアーしてやろうと言う気持ちになってしまった。
これが失敗の元だった。下れど下れど下まで辿り着く事は出来ず、これ、帰りは登るんだよな?と言うプレッシャーも下れば下るほど強くなる。
半端に下ってしまった為に引き返すに引き返せなくなりとうとう最後まで下る事となってしまったのだけれども、頂上とは違い一番下なので何も無く、特に充実感も達成感もないまま、下ってきた長い階段を登る事になってしまった。
はっきり言ってこのコースは止めた方がいい
通過するのであればまだ良いが俺たちみたいに下って登るだけだと面白くもなんともない上にかなり辛い。はっきり言ってオーストラリアで最低のトレッキングだった。と言うか、ほぼ道を間違えただけレベル。
再び登り終える頃には太ももとふくらはぎがパンパンで他の『グレーター・ブルー・マウンテンズ地域』に行く気力は残っていなかったので撤収。
車を運転している時はあまり気がつかなかったがこの日のキャンプ場に辿り着いて車を降りた瞬間、足がガクガクで先ほどの階段地獄がどれだけ大変だったのかを再認識した。ちなみにビーチランなどをしてもずっと調子が良かった俺の膝もこの日はかなり痛んだ。
シドニーを少し南下した場所にある『Poplar Tourist Park』と言うキャンプ場は既に秋だった。一泊25ドル、Wi-Fi無しだがわりと過ごしやすい。辺りは完全に紅葉が始まっており、明け方の寒さはかなりのものだった。
気持ちよい、秋の夕暮れを堪能する事が出来たがこの先のキャンプ生活は思いやられる。俺たちは寒いのが苦手だ。
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