レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観 | チェコの世界遺産
レドニツェ、ヴァルティツェへの行き方
11月4日
俺たちはオロモウツから電車に乗ってレドニツェへとやってきた。オロモウツからは電車に乗ってブルジェツラフ駅まで行き、そこから570番のバスでレドニツェに行くことが出来る。オロモウツからブルジェツラフまでの料金はかなり安くてひとり150.5コルナ(約750円)、電車の乗り心地は最高だし時速150kmくらいで進むのですぐにブルジェツラフまで着いた。
ヴァルティツェへのアクセスはブルジェツラフ駅から電車を乗り換えて行くかバス。俺たちは宿の安かったレドニツェを起点にして555番のバスでヴァルティツェへ向かった。
この辺りはあまりバスが出ておらず良くて1時間に一本程度なのであまり便利ではない。バスの料金はブルジェツラフ〜レドニツェがひとり20コルナでレドニツェ〜ヴァルティツェはひとり16コルナ。所要時間はどちらも大体20分程度。
世界遺産である『レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観』はレドニツェからヴァルティツェ近辺に点在しておりバスと徒歩で全部まわるのはかなりキツい。ヴァルティツェでレンタルサイクルが借りられるのでレンタルサイクルでまわるのがオススメ。
レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観
Lednice – Valtice Cultural Landscape
1996年、世界文化遺産に登録
南モラヴィア州にあるレドニツェとヴァルティツェには17~20世紀、リヒテンシュタイン公爵家によって造られた城郭、庭園、聖堂、礼拝堂などの建造物がある。レドニツェ宮(レドニツェ城)とヴァルティツェ城の周辺に『ディアナ寺院(ランデヴー)』、『聖フベルトゥス礼拝堂』、『聖マリア教区教会』、『境界の家』、『三女神の寺院』、『アポロ寺院』、『ヨハン城』、『境界の家』、『ミナレット』などがある。
この中で一番の見所は何と言ってもレドニツェにあるネオゴシック様式のレドニツェ城。なんでも壁の色をこまめに塗り替えているらしくとても奇麗で遠目にはまだ新しいのでは?とすら感じさせる。あとファイナルファンタジーっぽくて良い。
俺たちは一番最初に来てしまったが『レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観』での一番の見所はレドニツェ城だった。ちなみに今はシーズンオフのため中には入れない。と言うかチェコにある殆どのお城などはシーズンオフなので入れない、チェコに来るならオンシーズンの夏がオススメ。
アクセスはレドニツェのバス停からすぐ。
レドニツェ城を見た後は夕暮れのとても美しい庭園を抜け、奥にあるミナレットを目指す。
サンセットが庭園を金色に染め、そのあまりの美しさにレドニツェ城もミナレットもどうでも良くなってしまう。人間の造ったものなど自然の美しさには遠く及ばない。
とは言え、この庭園も人が造ったもの。
夕暮れのミナレット。
ムーリッシュ・リヴァイヴァル様式(Moorish Revival)の高さ62mの塔で1804年に完成した。この塔は展望台等として使われているが現在はオフシーズンの為、登る事は出来ず。この塔はちょっと登ってみたかったので残念。
何気にレドニツェ城からこの塔まではけっこう遠く、いって帰ってくるのに徒歩で1時間以上かかる。しかし、このサンセットが見られたので全てOK。レドニツェ城のサンセットは本当に素晴らしかった。
ヴァルチツェ
11月5日
翌日、朝から555番のバスに乗ってヴァルティツェへ向かうがすごい霧だった。霧の中でうごめくおじいさんやおばあさんが遠くから見るとゾンビにしか見えない。もはやバイオハザードの世界観。
ヴァルティツェ(ヴァルチツェ)で世界遺産の位置を示す看板を発見したが大雑把すぎて全然場所がわからない。霧が濃くて肉眼では50m先も見えない中で全然わからない道を進んでみるが挫折しそう。
世界遺産が分布し過ぎており、とてもじゃないが徒歩でまわるのはキツいと判断してレンタルサイクル屋さんを探す。英語のあまり通じない街の人にレンタルサイクル屋さんの場所を尋ねながらなんとかレンタルサイクル屋さんを発見。
旅の基本はドラクエと一緒、町に着いたら人々に話しかけ、ミッション(レンタルサイクル屋さん)を遂行し、謎を解き(チェコ語なので何行ってるのかさっぱりわからない)、新しい装備を手に入れる(自転車)。
最近はインターネットとGoogleのおかげで忘れかけていたけれども旅の基本をヴァルティツェが思い出させてくれた。
俺たちが借りたマウンテンバイクよりのクロスバイク。フロントのサスがよく効いて山道でも快適だった。料金は思ったより高くて一日、250コルナ。4時間位しか使用しなかったが二台借りたので500コルナ(2500円)も掛かってしまった。ちなみに俺たちが泊まっていたレドニチェの宿も一泊500コルナ。
ヴァルチツェで一番の見所と言えばバロック様式のヴァルチツェ城。濃い霧のために敵のボスが住んでいそうなお城に見えるが、なかなか見応えがあり、奥にある庭園も素晴らしかった。
ヴァルチツェ城のすぐ隣にある聖マリア教区教会。この頃にはだいぶ霧がはれ、青い空が見えてきた。
ざっくりしすぎた地図で場所が良くわからなかったがヴァルチツェ城の近くになるKOLONADAと言うところを目指す。
とても気持ちのよい道で畑が何処までも広がっていた。なだらかな坂道をのぼって行ったのだがいっこうにお目当てのKOLONADAは見つからず、ヒルクライムのせいで太ももの筋肉はパンパンになってしまった。このまま進んで行くと国境を越えてしまいそうだったのでKOLONADAはあきらめて引き返す事に・・・
でも後悔は無い、とても素晴らしい道を自転車で走れたのだからむしろ最高のサイクリングだった。
次に向かったのが寂れた場所にぽつんと立っていたBELVEDER。
建物自体は大した事無かったけれども行くまでの道の紅葉がうつくしかった。
そして最後に向かったのが重厚な造りで迫力のあったランデヴー。建物自体も良かったのだが何よりもここに来るまでの道のりが素晴らしく、山道をマウンテンバイクでサイクリング。
そしてこの日のハイライトは帰り道のこのサンセット。
本当はもっと自転車でまわりたかったのだけれどもどうやら時間切れのようだ。最近は17時には日が沈んでしまうしレドニチェへ向かう最終バスが17:11だったので名残惜しいが自転車を返しに行く事にした。
レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観は全然まわりきれなかったけれどもサイクリングとサンセットはマジで最高だった。最近は普通の観光ばかりだったけれども久し振りにアクティブな観光を楽しめたのでとても満足だった。
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