ビャウォヴィエジャの森 | ポーランドとべラルーシの国境にまたがる世界遺産
ビャウォヴィエジャの森
英名:Forest of Bialowieza
1979年、世界自然遺産に登録
ビャウォヴィエジャの森はポーランド東部とべラルーシ西部の国境にまたがる、ヨーロッパ最大の森林地帯でヨーロッパ最後の原生林と言われている。また、ヨーロッパバイソンの棲息地としても知られている。
ヨーロッパで最も人の手が及んでいない原始林で、絶滅が危惧される動植物の個体群を保護する為、世界遺産として登録された。
アクセスはビャウィストクからバス、またはワルシャワから直行バスが出ている。
入場料はひとり6PNLで入場するにはガイドの人を雇わなければならずガイド料は225PNL(約8千円)で10人まで行くことが出来る。しかし、俺たちが行った時は完全にオフシーズンで他にだれもおらず俺たち二人だけ、仕方が無いのでガイド料225PNLと入場料を払って約3時間のツアーに行ってきた。
俺たちの他に誰もいない森を探索出来るのは贅沢な話だがポーランドに来てから結構、お金が掛かるのが辛いところ。
ガイドの人は英語の話せる人をお願いしたので、しっかりと英語で説明してくれたのだがあまりにもしっかりとした説明過ぎて難しくて全然理解出来なかった。普通の会話なら大体分かるのだけれども説明の部分になると単語が専門的過ぎてさっぱり分からず、己の英語力の無さに凹む。
ガイドの人はペラペラと一生懸命に説明してくれるのだがもはや適当にアーハンとかアイシーとか言ってごまかすしか無い。しかもちゃんとしたガイドさんなので色々と説明してくれるのだけど一旦、聞き取れないと諦めるとマジで何を言ってるのかさっぱり分からず聞き流すのが苦痛でしかない。ガイドさん、本当にごめんなさい。
そんな俺でも多少は理解出来るところと簡単な質問をして少しはビャウォヴィエジャの森について勉強をする事が出来た。
あそこに鳥がいるとか、あの鳥はウッドストックだとかウッドストックは頭が赤くて帽子をかぶってるみたいだとか、木に穴を開けて虫を食べるから森のドクターと言われているとかそんな簡単な事だけど。
また、大木などは木が死んでも10年とかそれ以上、立ったままになっているそうだ。倒れている大木など死んでから数十年たってようやく全部、虫などによって朽ち果てるそうだ。原始林なので様々な要因で木が死んで新しい木が生えてくるからこの辺の木の年齢はまちまちなのだそうだ。
薄暗い森、朽ち果てた木々、うっそうと茂るコケやキノコ、鳥達のさえずり、この森は自然のサイクルのままになっている。
ガイドの人はとても良く説明してくれたが特に固有名詞がさっぱり分からなかった。これはオークだよとかパインだよと言うのは理解出来るのだが俺たちの英語のボキャブラリーが少なすぎる為にすぐ話についていけなくなってしまうのが残念だった。
また、一番楽しみにしていたバイソンには遂に出会う事は無かった。俺たちは翌日の早朝、朝日が登る前にもう一度、ビャウォヴィエジャの森の入り口近くまで行ってバイソンを観察しようと思ったのだが結局バイソンを発見する事は出来なかった。
ガイドの人の口調からも運が良ければバイソンを見られるかもね位の確率のようだった。
俺たちの目的は世界遺産のハントだからバイソンは見られなかったけれども目的は達成出来たので次の目的地ワルシャワに向かう事にした。
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