イタリアでもっとも美しい噴水庭園『ティヴォリのエステ家別荘』 | イタリアの世界遺産

12月13日
ローマからバスで約一時間、世界遺産『ティヴォリのエステ家別荘』と『ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)』を目指してティヴォリへとやってきた。この街では一気に2つの世界遺産をハント出来るので朝からはりきってやってきたのだが・・・
ティヴォリのエステ家別荘への行き方
ローマからはメトロB線でポンテ・マンモロ下車まで行き、Co.Tral社バスでティヴォリ行きに乗り大体1時間半。ポンテ・マンモロからティボリまでのバス代は往復でわずか4.4ユーロ。ローカルバスなのでやけに安い!
バス乗り場はポンテ・マンモロ駅の二階にあるのでちょっと分かりづらい、ティボリ行きは2番のバス停から20分に一本くらい出ているので時間を気にせずにバス停に行けばよいので楽だった。
ティヴォリのエステ家別荘
英名:Villa d’Este, Tivoli
2001年、世界文化遺産に登録

後期ルネッサンス期の代表的な庭園でイタリア一美しい噴水庭園として称えられている。噴水の数は500以上と言うから驚きだ。

入場料はひとり8ユーロ。ここは内覧しないとまるで来た意味がないので仕方なく入場、イタリアは観光費が高くてキツい。
噴水史上の革命と云われたオルガンの噴水
高い位置に溜めた水をパイプに通すことで、水が10m以上吹き上がることに成功して噴水革命を起こした。

ものすごい庭園なのだけれどもこれエステ家のただの別荘だからね、一体どれくらい金持ちなんだよ?と言う話。

実はエステ家の枢機卿イッポーリト2世・デステと言う人がローマ教皇の座を巡る争いに敗れ隠匿生活をはじめる為に元々はベネディクト会の修道院だった建物を住居としてこの巨大な庭園を造らせたそうだ。
この頃のカトリックの司祭はやっぱり金持ちと言うか権力があったと言うか・・・

それにしてもすごい庭園だった。

丘の上に建っているので見下ろす風景も素晴らしい。

庭園内にはさまざまな噴水があった。

これはアジアンテイストなのかな?

ほんとうに色々な噴水があった。

噴水の後ろに見えるのが別荘。

ドゥアーーッと噴水が並んでいる。

なんだか色々とすごかった。
俺たちは足早に『ティヴォリのエステ家別荘』を見学して、この後に世界遺産『ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)』を目指す事になっていた。
ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)
キヨスクみたいなタバコ屋さんでヴィッラ・アドリアーナまでのバスチケットを購入してバス停でバスを待っていたのだが一向にバスがやってこない。
待てども待てどもバスはやってこない、一時間以上待った時点でバスを待つ気力が無くなってしまった。せめて時刻表があれば待てるのだが時刻表も何もないでこれ以上待つのはちょっと・・・
今まで色々な世界遺産を目指したが、目的地にたどり着けなくて挫折と言うのは初めてだ。まだ、意地でも世界遺産をまわるぞ!と言う気合いがあればタクシーでも何でも捕まえて強引に行くところなのだがイタリアでも連日の観光疲れでそこまでする気力もなかった。
最初の頃はかなりストイックだった世界遺産ハントの旅も最近ではだんだんユルユルになってきた。この旅の一番の目的は世界遺産をハントする事よりも旅を楽しむ事、あんまりストイックになりすぎると楽しさより辛さが目立つからユルユルなのもいいかなと最近は思う。俺の理想とする旅ってそもそもユルユルだしね。
次回からはアントニ・ガウディを求めてスペインバルセロナ編。
関連記事
-
-
パナマの世界遺産、一覧 全5カ所のリスト
パナマ共和国は北西にコスタリカ、南東にコロンビアがあり北米と南米の境にある。首都は世界遺産も
-
-
マルボルクのドイツ騎士団の城 | ポーランドの世界遺産
ワルシャワ歴史地区の世界遺産をハントした後、次の世界遺産『マルボルクのドイツ騎士団の城』を目
-
-
ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会 | チェコの世界遺産
ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会への行き方 11月11日 1720年
-
-
世界遺産『アンティグア・グアテマラ』マヤの末裔が住む街
グアテマラにある古都、アンティグア。ヨーロッパ建築の立ち並ぶ石畳の狭い路地を走る沢山の車、廃
-
-
レブカ歴史的港町 | フィジーの世界遺産
レブカ歴史的港町 英名:Levuka Historical Port Town 2013
-
-
イエメンの世界遺産、一覧 全4カ所のリスト
イエメン共和国は2015年クーデターにより内戦状態となりサウジアラビアなども軍事介入している
-
-
ソロモン諸島の世界遺産
ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群で首都はホニアラ。公用語は英語で宗教はほぼキ
-
-
古代都市チチェン・イッツァ | 年2回、羽を持つ蛇のククルカンの降臨するピラミッド
12月29日 ウシュマル遺跡の観光を終えた俺たちは、メキシコで一番美しいとされるピラミ
-
-
アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945) | ポーランドの世界遺産
写真の文字は『働けば自由になる』と書いてあるが自由になる事は決して無かったそうだ。 俺
-
-
イタリアの世界遺産、一覧 全53カ所のリスト
2015年に『パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖
トラックバック用URL