アイット-ベン-ハドゥの集落 | 映画『グラディエーター』のロケ地にもなった世界遺産

公開日: モロッコ 世界遺産

アイット-ベン-ハドゥの集落 | 映画『グラディエーター』のロケ地にもなった世界遺産

2016年1月4日

砂漠のオアシス、フィントを後にした俺たちはそのまま世界遺産『アイット-ベン-ハドゥの集落』へと向かった。この場所は映画『グラディエーター』のロケ地にもなった事で有名で、ワルザザートにある映画スタジオはハリウッド御用達のスタジオで、ハムナプトラとか砂漠系の映画はほとんどこのスタジが使われているらしい。

映画スタジオ

俺たちも『アイット-ベン-ハドゥの集落』に行く前にちょっとだけそのスタジオに寄り道。ハムナプトラで使われた結構大きなハリボテのセットなどが用意されていたがすごくチープな感じだった。今時だとセットは簡単に作って後からCGで合成するのかもしれない。

アイット-ベン-ハドゥの集落

Ksar of Ait-Ben-Haddou
1987年に世界文化遺産に登録 / (iv)(v)

アイット-ベン-ハドゥの集落

アイット・ベン・ハドゥはワルザザート近郊にある隊商交易の中継地として栄えた土地で、当時、有力だったハドゥ一族が築いたアイット-ベン-ハドゥの集落が世界遺産として登録された。カスバと呼ばれる邸宅が建築され盗賊などから守る為に城砦のような構造になっている。

500年も前に築き上げられた日干しレンガの砦は今なお迷宮のようにそびえ立っている。モロッコのメディナ(旧市街)やこう言った砦を見ると侵略者と闘いがいかに厳しかったのかが良くわかる。

また、映画『ソドムとゴモラ』、『アラビアのロレンス』、『007 リビング・デイライツ』、『グラディエーター』、『ハムナプトラ』、『バベル』、『プリンス・オブ・ペルシャ』などのロケ地としても有名。

アイット-ベン-ハドゥの集落

ここもキレイな小川が流れており、とても雰囲気が良い場所だった。

アイット-ベン-ハドゥの集落

この小川を渡って『アイット・ベン・ハドゥ』の入り口に向かう。入り口で入場料をとられるのだが、わずか20dh(約240円)ととても安い、『ヴォルビリスの古代遺跡』も入場料がわずか10dhだった。モロッコは遺跡の入場料などをぼったくらないで良心的な値段に設定しているのでありがたい。(エジプトとか入場料がぼったくり過ぎてマジで酷い)

アイット-ベン-ハドゥの集落

いよいよ遺跡内部へ。ローマ遺跡と違ってベルベル人の築き上げた遺跡は初めてなのでこっちの方がモロッコっぽくて面白い。(ヴォルビリスの古代遺跡も広くて雰囲気がすごく良かった)

アイット-ベン-ハドゥの集落

旅って、やっぱり見慣れないものを見たときの方が面白い。

アイット-ベン-ハドゥの集落

建物の内部。落書きとかしちゃダメだって!

ヨーロッパとかの建物とかでもそうだけれどもとにかく落書きが多い。たまに日本の学生が修学旅行とかで落書きをして大問題になったりしているけれども、あんなにボロクソに言われなくてもいいと思う。もちろん、重要な文化財に落書きなんて絶対にしない方がいいけれども、実際問題、すでに落書きされまくっている場所に『俺も!』みたいな気持ちで落書きしちゃう子がほとんどなのじゃないかと思う。それを寄ってたかってさも国際問題だみたいに大きくしちゃうのってどうなの?

体育の先生あたりが拳骨一発食らわして、壁を掃除させるくらいで許してやれよと。

色々な世界遺産をまわっているとわかるのだけれども海外じゃ大人でも平気で落書きしちゃったりしていて、落書きしやすい雰囲気があるんだよね、だからマネしちゃうバカな子って絶対いると思う。もちろん絶対ダメな事だけれども、それをニュースで取り上げて全国メディアでさらし者にするような事は、いじめっ子の発想だよね。

アイット・ベン・ハドゥの内部

アイット・ベン・ハドゥの内部

アイット・ベン・ハドゥの内部

迷路のように入り組んだ砦を登って行く。

アイット・ベン・ハドゥの風景

中腹から見える風景。

アイット・ベン・ハドゥの風景

この日は天気がよかったので写真写りも良い感じ。途中にお土産物屋さんなどが沢山あって色々な物が売られている。モロッコはお土産もけっこう魅力的なので、買い物も楽しいかもしれない。

アイット・ベン・ハドゥの風景

モロッコは景色がよくて本当に面白い。

アイット・ベン・ハドゥの風景

砦の上からの眺めも最高。

アイット・ベン・ハドゥの風景

『アイット-ベン-ハドゥの集落』は景色も見晴らしも良いのでかなり楽しかった。

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