世界遺産『カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道』
メキシコシティの治安と物価
2016年9月1日
メキシコと日本との時差14時間、さすがの俺でも時差ボケボケ。結局、日本から13時間以上も掛けて乗ってきた飛行機では、4本ぶっ続けで映画を見ていたからほとんど寝れなかった。(しかもその内2本はインターステラーとホビットと言う約3時間物の超大作)最近はLCCばかりで全然、飛行機で映画が見れなかった俺は、ここぞとばかりに映画を見ていた。
そんな訳で8月31日はホテルについて早々、寝てしまったので9月1日は朝、4時から起きている。眠たいのだか眠たくないのか、もう良くわからん状態。
治安面などで心配していたメキシコシティは思ったよりも素敵な街で、昼間に出歩くには治安の心配はいらなそうだった。イメージは極悪な国だがはっきり言ってマニラやエチオピアのアディスアベバの方がずっと治安が悪い。麻薬組織との壮絶な抗争と残虐な殺人事件ばかりが報道されているのでビビるが普通に昼間に出歩く分には何の心配もなさそうだ。
嬉しいのは物価の安さで、小さいタコス一個で7ペソ(約40円)とか信じられないくらいに安くて美味い。俺たちが泊まっているホテルもボロいと言えばボロいがモーテルみたいな大きな部屋で一泊約1600円でしょぼいけど朝食もついている。これは下手をすればフィリピンよりも物価が安くて快適に過ごせると言う事で、モロッコやフィジーよりも先進的で物価が安い。
メキシコはいい意味で色々と予想外だった。
俺たちは段々とメキシコが好きになってきた。
カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道
Camino Real de Tierra Adentro
2010年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
写真はメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂
1598年〜1882年まで、首都メキシコシティから、アメリカのテキサス州、ニューメキシコ州へと続く陸上交易の通路で、約300年間使用された。主に運ばれていたのはサカテカスやグアナフアト、サン・ルイス・ポトシで採掘された銀であったことから「銀の道」とも言う。また、ヨーロッパからは銀の精錬に使われた水銀がメキシコの鉱山に運ばれた。
約2,560キロメートルにもおよぶこの道路の内、メキシコ領内のみが世界遺産になっている。また、アメリカ内の道は646キロメートルで、ナショナル・ヒストリック・トレイルに指定されている。
この世界遺産はメキシコシティと10の州にまたがり、構成資産は60件もあり、下記のメキシコの世界遺産5件と重複している。
『メキシコシティ歴史地区』、『ケレタロ歴史地区』、『サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地』、『グアナフアト歴史地区とその銀鉱群』、『サカテカス歴史地区』
メキシコシティの中心地となるメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂の向かいの広場、現在は何かのお祭りをやっていた。今回、俺たちがまずやってきたメキシコの世界遺産は『メキシコシティ歴史地区』、ここをハントすればもれなく世界遺産『カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道』もハント出来てしまうと言うお得な世界遺産。
細かく、何処が『カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ』なのかと言う事は良くわからないけれどもこの場所が終着で始発なのだろう。メキシコシティ初日の観光にしていきなり世界遺産を二カ所ハント!この他にもメキシコシティ内には世界遺産『メキシコ国立自治大学 (UNAM) の大学都市の中央キャンパス』と世界遺産『ルイス・バラガン邸と仕事場』があるのでメキシコシティ内だけで4件もの世界遺産をハント出来る。
久し振りに世界遺産ハンターらしくなってきたぜ!
次回は世界遺産は『メキシコシティ歴史地区』
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