オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡 | メキシコの世界遺産
モンテ・アルバンへの行き方
12月11日
オアハカのソロカ周辺からモンテ・アルバン行きのバンに乗っていよいよ、楽しみにしていた遺跡へ。所要時間は20分〜30分くらいで、料金は往復で70ペソ。時間は8:30〜15:30の間まで1時間おきに出発しているので好きな時に行けば良くて、帰りは12:00〜17:00までの間で1時間おきに出ている。
遺跡の見学時間は博物館も合わせて、大体2時間くらいで見てまわる事が出来き、ゆっくりまわっても3時間あれば十分な大きさ。
入場料は65ペソで、ここでも学生証が使えず・・・
今まで全部、無料だったのにこっちの方は全然効果がないみたいだ。
詳しくは世界遺産ハンター冒険MAPを参照
オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡
Historic Centre of Oaxaca and Archaeological Site of Monte Albán
1987年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)
紀元前500年頃〜紀元800年頃まで繁栄したサポテカ文化の祭祀センターで、サポテカ衰退後はミシュテカ族が支配した。ここでも、また、テオティワカン文明と同じように西暦800年ごろに謎の衰退がみられる。一体、その時代に何が起こったのだろうか?連続してメキシコ中央高原の遺跡を見て回るととても興味深い。
この遺跡は400mにある山の上に築かれており、オアハカ自体が標高1500m位あるので、モンテアルバンは、標高1900mくらいにある天空の城となっており外的からの侵略を防いだ。ペルーのマチュピチュにも劣らない素晴らしい天空都市だと言う人もいるが、俺はまだ、マチュピチュに行った事が無いのでなんとも言え無い。
ただ、ひとつだけ言える事は、モンテ・アルバンの古代遺跡はマジで素晴らしい!
まさに天空の城と言える見晴らし。
博物館に脳の外科手術痕が残る頭蓋骨があり、当時の文明の高さが伺える。頭蓋骨に穴を開ける手術は、古代インカやエジプトの遺跡からも発見されているので、特別珍しくなかったのかもしれない。でも、もしかしたら戦闘中に槍か何かが突き刺さった跡とか言うオチは無いの?とか思ってしまう。
この石碑12号、13号に刻まれた、まだ未解読のサポテカ文字とともに暦と思われる点と棒表記の数字がマヤ文明にも受け継がれたと考えられている。ちなみに、メキシコ最古のカレンダーは、メキシコ人類学博物館にあったオルメカ文明のもので、恐らく、その知識を受け継いでいると考えられる。
モンテ・アルバンの地図
モンテ・アルバン遺跡のこの壮大な造りは、何処と無くテオティワカン遺跡を彷彿させる。それもそのはず、当時、テオティワカン文化とも交流があり、モンテ=アルバンIIIa期(200年~500年)にはテオティワカンを意識したタルー・タブレロ式の建造物が築かれた。
これはテオティワカン遺跡
今まで沢山の遺跡を見てきたけれども、俺はこう言う壮大な造りの遺跡が大好きで、この整然とした街の造りがたまらない。そう言った意味ではテオティワカン遺跡の方が好きだけれども山の上に造られたモンテアルバン遺跡の方が見晴らしがよく、天空の城といった感じがよく出ている。
中米の遺跡には欠かせない、生け贄を決めるデスゲームが行われたと言う球技場。ほんと、どの遺跡に行っても球技場がある。それほど重要な施設だったのだろう。
モンテ・アルバンの遺跡は広々としていて、気持ちがいい。
これがモンテ・アルバンで1番デカいピラミッド。
上からの景色がまた、壮大ですごく良い。真ん中の手前に見える建物は天体観測施設だったと考えられている。
この天空の城っぷりが俺は凄く好きだ。歴史とか、重要性だとか、色々と細かい事はあるけれども、なんだかんだ言って俺はかっこいい遺跡が一番好きだ。だって、わざわざ写真を撮りに行っているのだもの。ぶっちゃけユネスコの世界遺産に認定されていなくても、認定されていても写真映えのするかっこいい場所が好きだ。
ただ、単純にカッコいいか?カッコ良くないか?
それが1番重要だ。
雲の切れ間から、太陽の日差しが差し込んで遺跡を照らす。俺は、もうそれだけで最高だね!
今まで色々、歴史とかうんちくとか調べて書いてきたけれども、俺がモンテ・アルバンやテオティワカンが好きな理由は、単純にカッコいいから。
もちろん、超古代文明の香りがする場所とか、オーパーツってのはカッコいいとかとは、また別の意味で大好きだけどね。
それにしても、天空都市と言われるだけあって、見晴らしの良い場所だった。
この日は、雲で遺跡が隠れたり、太陽の光に照らされたりと、光のコントラストが凄く強かったので写真を撮っていてとても楽しかった。やっぱり遺跡はミステリアスで神秘的な方が良い。
光に照らされている部分と、雲で陰っている部分に分かれているのが素敵。この遺跡の全盛期は西暦300年〜700年ごろで、それ以降、じょじょに放棄され、1100年頃からミシュテカ人たちが墓地として利用しはじめたと考えられている。
モンテ・アルバン遺跡は文句無しにオアハカで一番の見所だった。
オアハカで泊まった安宿 ホテル カーサ ニーナ(Hotel Casa Nina)
ホテル カーサ ニーナ(Hotel Casa Nina)
ダブルで一泊360ペソ。Wi-Fi、キッチン付きで超快適!
スタッフも感じよくて、立地もけっこう良かったのオススメの宿。
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