キリグアからフローレスまでの道のり、そして伝説のマヤ遺跡へ

11月6日

ブエノス ディアス

俺たちはマサキさんのキリグアの宿をあとにして、フローレスに向かった。キリグアからフローレスまでの行き方はマサキさんが丁寧に教えてくれたので特に迷う事も無く、ローカルバスを乗り継いで無事に辿り着く事が出来た。

キリグアからフローレスまでの行き方

キリグアの宿から街道に出て、街道を走っているバスは全てモラレスに行くのでモラレスの交差点『クルス デ モラレス』まで行き、そこからフローレス行きのバスに乗り換えて行く。

俺たちは通りかかったモラレス行きのバンに乗って約50分、料金はひとり10ケツァールで”クルス デ モラレス”まで連れて行ってもらった。そこからフローレス行きのバスに乗り換えて約4時間、ようやくフローレスまで辿り着いた。（料金は意外と高くてひとり100ケツァール）

マサキさんのキリグアの宿を出たのが朝10時で、フローレスの宿まで辿り着いたのが16時だったので大体6時間の長旅となった。

最近じゃ、4時間程度のバス旅なんて楽勝だよとか思っていたけれども通路まで人がいるような乗車率でただでさえキツいのにうるさいガキが多くて、カオスと化したバスは思いのほか辛かった。

詳しくは世界遺産ハンター冒険MAPにて。

1ケツァール = 約14円

フローレスの町並。

フローレスで泊まった安宿

Hotel los Estudiantes

フローレスの宿は、市税とTAXを合わせて22%も掛かるのでこの宿の値段は150ケツァール（約2000円）だった。Wi-Fiは使えたけれどもシャワーは水。フローレスはわりと暑いので昼間なら水シャワーでも全く問題ない。

宿の雰囲気は完全にバックパッカー宿で、別に悪くは無いのだけれども一泊2千円と考えると、ちょっと高い。トイレも部屋にちょんと付けられており、カーテンで仕切られているだけなので、一人なら良いが2人部屋だとトイレが落ち着かない。

マヤ文明、最古にして最大との噂が高い遺跡、エル・ミラドール

ここフローレスは湖に浮かぶ優雅な観光客向けの島で、のんびりとした雰囲気の良い町だ。ここからメジャーな遺跡は何と言ってもマヤ遺跡にして世界遺産でもある『ティカル遺跡』。世界遺産ハンターである俺たちも当然、ティカル遺跡は目指しているのだけれども今回のメインはマヤ文明、最古にして最大との噂が高い遺跡、エル・ミラドール。

このエル・ミラドール遺跡はジャングルの中にあり、徒歩でしか行けない為に4泊5日ものジャングルツアーに申し込まないと行けないと言う秘境中の秘境。しかもだ！マヤ文明最古の遺跡かもしれなく、最大規模のものと言うではないか！

正直、今まで見てきた世界遺産のマヤ遺跡は規模も大した事無いし、7世紀とか8世紀に栄えたものだ。マヤ文明とは俺にとって小学生の頃の俺を虜にしたスター的な文明だった、それが実際に来てみるとテオティワカンの方が全然すごかったり、マジでやっぱりヤバい文明はマヤじゃなくてオルメカ文明だったんじゃないの？みたいな気持ちにさせられていた。でも、このエル・ミラドール遺跡の最盛期は紀元前300年〜200年と言うではないか！これだよ俺の求めていた本物のマヤ文明とは、こう言うすげー古くてミステリアスで人を引きつける何かがある、そう言う遺跡なんだ！

ここいらで一発がつんと本気のマヤ文明を見てみたいと思い、世界遺産でもないマヤ遺跡をわざわざジャングルの中、片道2日も歩いて見に行こうと思ったのだ。

2000年以上も前に栄え、今はひっそりとグアテマラのジャングルの中に眠る、エル・ミラドール。俺はこの遺跡にこそロマンを感じる。

そんな訳で、あなたがこの記事を読んでくれている時には俺たちは既にグアテマラのジャングルの中を歩いている頃だ。

さあ、いよいよ冒険家っぽくなってきたぜ！