リガ歴史地区 | ラトビアの世界遺産
リガ歴史地区
Historic Centre of Riga
1997年、世界文化遺産に登録
リガ歴史地区(旧市街)は、ドイツ人に都市の基礎が作られ為に中世ドイツの街並が残っている。ロマネスク、ゴシック、バロックなどの建築様式が混在する歴史的学術的価値の高さが評価され世界遺産に登録された。
この街は「バルト海の真珠」と言われる美しい港町で、旧市街は当時の街並みや建物が多く残っており、新市街には20世紀初頭に建てられたアール・ヌーボー建築が300軒以上も残っており、アールヌーボー建築物の宝庫と言われている。
この街は1200年にブレーメン司教アルベルトによって聖堂や兵舎が築かれ、後にハンザ同盟に加わり、13~15世紀にはバルト海交易の中心地として大いに繁栄した。その為、街にはちょっとキモい『ブレーメンの音楽隊』の銅像がある。
リガ歴史地区(旧市街)の見所
この街の見所は何と言っても聖ペーテル教会で、教会の塔からリガの街を一望出来る。
タリン歴史地区で高いところからの一望に味をしめた俺たちは聖ペーテル教会の塔に登る事にしたのだがなんと入場料はひとり9ユーロ!
高い・・・
二人で18ユーロもする。
これは俺たちが泊まっていたリガの一泊分の宿代よりも高い金額でかなりひるんでしまったがリガに来てここを登らない訳にはいかないと思い18ユーロを支払って塔に登る事にした。
聖ペーテル教会の塔はタリンと違ってなんとエレベーター完備なので筋肉痛にならなくて済む。エレベーターは10分に一回くらい、運行しており来た時に乗ると言う感じ。
エレベータを運行させてくれるおばちゃんは仏頂面で愛想笑い1つなかったがエレベータに乗ると同時に備え付けの椅子に腰掛けてタブレットでキャンディークラッシュを始めた。俺がキャンディークラッシュ?と聞くと仏頂面のおばちゃんはフっと言って微かに笑ってくれた。
ちなみにこのおばちゃんは降りる際にはソリティアに熱中していた。きっとキャンディークラッシュのライフが無くなったらソリティアと言うパターンなのだろう、妻のマリちゃんと全く同じアプリのセレクションだ。
聖ペーテル教会の入り口
聖ペーテル教会の外観
聖ペーテル教会の内部はアートギャラリーのようになっており色々な作品が展示されていた。もしかしたらこれを見学料金も込みで9ユーロとなっているのかもしれない。
ブラックヘッド会館
1334年に建築された商人用のギルドで第二次世界大戦で破壊され、1999年にリガ建都800周年を機に再建された。
自由の記念碑(じゆうのきねんひ)
ラトビアの自由、独立、主権のシンボルとしてラトビア独立戦争(1918-1920)で殺された兵士に捧げられている。
屋根の上にある猫の像でリガの街のシンボル的存在。
リガ歴史地区はタリン旧市街と比較しても遜色のないくらい立派な旧市街で町歩きをしているだけで十分に楽しめる。
オシャレなリガ旧市街
ソビエトの面影が残るリガの街と比べ旧市街は観光地となっておりオシャレなお土産屋さんやオシャレなお店などが多い。
アジアなどを旅していてもあまりお土産を欲しいと思わないのだがリガは流石ヨーロッパと言った感じでとてもオシャレな家具や食器などが多く、ついつい欲しくなってしまう。
このまま旅を続ける身としては荷物になるようなものは一切買う事が出来なくて残念だ。いつの日か世界中のオシャレな食器や家具に囲まれて生活をしたい。
ヨーロッパは普通に街を歩いているだけで物欲が刺激されるから困る。
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