スオメンリンナの要塞群 | フィンランドの世界遺産
スオメンリンナの要塞群
Fortress of Suomenlinna
1991年、世界文化遺産に登録
スオメンリンナの要塞群は、1748年にヘルシンキ市内の6つの島の上に建造された海防要塞で当時のヨーロッパの軍事建造物の1つとしてユネスコの世界遺産に登録された。
アクセスはヘルシンキからフェリーで約15分、運賃は往復で5ユーロ。
入場料などは特に掛からないが潜水艦やミュージアムなどに入る場合は必要。ヘルシンキカードを持っていれば全て無料だがヘルシンキカードは一日44ユーロもしたので購入しなかった。
ヘルシンキよりフェリーに乗ってスオメンリンナの要塞群に着くとインフォメーションセンターがあり何と日本語のパンフレットも置いてあった。さすが先進国、観光客に優しく世界遺産もわかりやすい。トイレも無料でちゃんと設置してあるしフィンランドは物価が高い事をのぞけばマジで最高の国。
スオメンリンナ教会は1854年に駐屯部隊の為の正教会の教会として建設され1920年代に福音ルター派の教会となったそうだ。現在も教会の塔で航空・海上交通用の灯台が稼働している。
島に着いた頃は天気が曇っておりまた暗黒大陸みたいな写真になってしまうのかと思っていたら徐々に爽やかな秋晴れになってくれてとても気持のいい散歩日和となった。
石で造られた防壁の上に草が生えておりいい感じにラピュタ感が出てはいるが流石は北欧でかなり丁寧に管理、保存されている。
廃墟感を残しつつ完璧に整備されているところが素晴らしい。
小さな島なので半日で歩き回れるが見所は沢山あるし何処を歩いていても気持のいい場所なので俺たちのような外国人観光客だけでなく地元の若い人たちなども遊びに来ているようだった。
潜水艦ヴェシッコ
1930年代にフィンランドで建造され第二次世界大戦で活躍した潜水艦で復元された艦内では乗組員たちの窮屈な労働環境などを知る事が出来るそうだけど小さいし、すぐに見終わってしまいそうなのに内覧は一人3ユーロだったので外から見るだけにした。
本当はせっかくだから片っ端から金払って全部見たいのだけれども何件も何件も世界遺産をまわるとなると拝観料がマジでバカにならないので料金が掛かるものは厳選している。(前に夫婦で京都、奈良の世界遺産をまわった時は拝観料だけで軽く2万円を越えた。)
この島は緑も多く遺跡もあり、公園としても最高だった。
城壁の中とかも探検出来る。
綺麗な場所が沢山あってカフェなどで気軽に休む事も出来るし本当に素敵な場所だった。コーヒーの値段もそんなに高くなくて一杯2ユーロ程度だった。
島なのでもちろん海はあるし大砲もある。
クスターンミエッカ
19世紀後半にロシアによって構築された土塁や大砲を備えた海上防衛線。
この日は素晴らしい秋晴れに恵まれたのもあるがスオメンリンナの要塞群は世界遺産としても最高だし、公園やピクニックとしても最高の場所だった。しかもヘルシンキからアクセスはすぐだしフェリーもわりと頻繁に運行しているのでかなり気軽に行くことが出来る。
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