ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区) | リトアニアの世界遺産
ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)
Kernavė Archaeological Site (Cultural Reserve of Kernavė)
2004年、世界文化遺産に登録
リトアニアの東部、ネリス川の渓谷にある古代遺跡群で、旧石器時代末期から中世までの住居跡、丘の砦、墓地遺跡などから構成され、キリスト教化される前の遺跡も残っている。中世にはリトアニア大公国の首都として栄えていた。
アクセスはヴィリニュスのバスステーションの11番プラットホームよりバスで約1時間、料金は片道ひとり2.55ユーロ。ローカルバスなので安かった。
バスの本数は少なくてヴィルニュスからケルナヴェは
7:20、8:30、12:10、13:30、16:30、18:30
ケルナヴェからヴィルニュスは
6:37、8:30、9:42、12:22、14:15、17:17
ケルナヴェは辺境の田舎町なので最終バスを逃すとシャレにならないので気をつけた方が良い。
俺たちは12:10のバスでケルナヴェに向かい、13:20頃に到着した。ケルナヴェのバス停に着くと本当にここでいいのか?と不安になるくらい何も無くて心配になる。一応、スーパーがあったのでパンとかお菓子くらいなら購入出来る。
しばらく進むとケルナヴェの聖堂がありここから世界遺産だよと言うユネスコの説明があったので一安心。入り口のゲートに料金所のようなものが設置されていたがオフシーズンの為か誰もおらず普通に入場出来た。
旧聖堂の礎と1920年に建造されたケルナヴェの聖堂。
木造の礼拝堂。
ケルナヴェ古代遺跡には現地の遠足で訪れている小学生達が一組いただけで他に観光客はだれもおらずガラガラ。丘の上からの景色はかなり良いが見渡す限り何も無い。
見所は特に無くチョコレートヒルのような小さな丘が何個かあり、階段がついているだけで他に何も見当たらない。俺たちは大昔の生活に思いを馳せ、人類の営みを想像しながらゆっくりと見学をして17:17の終バスで帰ろうかと思っていたが思いのほか何も無い。ここでイマジネーションのみで数時間時間をつぶすのはキツいと考えなおして14:15のバスで帰る事にした。
14:15のバスで帰るとなると見学出来る時間は30分ちょっとしかないので駆け足で丘を登り全てを見学する事にした。旅に出てから毎日、少なくとも3時間以上は歩いている俺たちだからこれくらいの丘、余裕だろうと思って駆け回っていたが10分か15分もすると息は切れ、足腰がガクガクになってしまった。
特にキツかったのが最後の丘で見た目よりかなりハード。この階段の途中で力尽き、走れなくなってしまった。
それでも基本、駆け足でまわったのできっちりと全部見て14:15のバスに余裕を持って乗って帰る事が出来た。ケルナヴェ古代遺跡は思いのほか見所が少ない上にまわりに何も無くてこの寒空の下で長時間、時間を潰すのは無理だった。
帰り道で日本人の団体旅行の人たちとすれ違った。最初、中国人かな?と思ったけれどもやっぱり見た目は一緒でも何故だか日本人はすぐ分かる。急いでいたからすれ違っただけだけれども久し振りに日本人とちょっとお話をしたかった。旅に出て一ヶ月ちょっと、妻のマリちゃん以外の日本人とは今まで一言も話していない。
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