ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸) | チェコの世界遺産

公開日: チェコ 世界遺産

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸) | チェコの世界遺産

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)への行き方

11月12日

ブルノを起点に3つの世界遺産『リトミシュル城』、『ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会』を巡った俺たちはいよいよ最終日、『ブルノのツゲンドハット邸』を目指す。

トゥーゲントハット邸へはブルノ駅より1番か6番のトラムに乗って大きな公園の近くで降りるか9番のトラムに乗ってカフェERAの近くのバス停で降りる。俺たちは1番のトラムに乗って行き、帰りは9番のトラムで帰ってきた。どちらのトラムに乗って行っても普通の住宅街を歩くハメになるので下記の住所をGoogle Mapに打ち込んで場所を確認してから行かないとかなり迷う事になるので気をつけた方が良い。

トゥーゲントハット邸の住所
Cernopolni45, 613

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

英名:Tugendhat Villa in Brno
2001年、世界文化遺産に登録

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

この世界遺産は大モラビア国の首都として栄えた都市ブルノにある邸宅で建築家ミース・ファン・デル・ローエが設計した。この建物はチェコスロバキアの機能主義的建築物の中で最も美しいと評価された。チェコとスロバキアの分離独立の調印式が行われた場所として有名。
また、あのブルーノ・チェアもこの邸宅の為にミース・ファン・デル・ローエがデザインした。

邸宅の持ち主はユダヤ系の実業家フリッツ・トゥーゲントハットだったが切迫したナチス・ドイツの迫害を恐れ、スイスへ移住した為に数年しか住む事ができなかった。こんなところでも第二次世界大戦の影響が出ているのだと改めて考えさせられた。

内覧には予約が必要。

オンラインチケット予約
http://rezervace.spilberk.cz/list

かなり前もって予約しないと予約がとれず、俺たちは外観を見てまわる事しかできなかった。(英語の場合、特に予約がとりづらい)

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

ブルノのツゲンドハット邸はモダニズム建築の原点とも言われる近代建築の名作。俺たちは予約がとれなかったので外観しか見て回れなかったのが心残り。正直、お城や宮殿などよりも内覧してみたい物件だっただけに残念だ。

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

この建物を設計したミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)は20世紀のモダニズム建築を代表するドイツ出身の建築家で、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、近代建築の三大巨匠と言われている。

そんなドイツ出身の建築家であるミース・ファン・デル・ローエが提唱した

『Less is more』

と言う世界遺産的な名言が大好きで

“より少ない事はより豊かだ”みたいな意味らしいんだけれども、ガツンときたね、世界遺産ハンターとしては。ミニマリストの人たちもこの言葉が大好きらしい。

時代背景を少し説明すると、中世のヨーロッパではゴテゴテした激しい装飾の教会とか建物が流行っていて、それはそれで素晴らしいのだけれども、20世紀の現代建築は、それと反対方向に『付け加えたり飾り立てたりするよりも、減らしたり、シンプルにすることのほうが大切』だと考えた。日本なんかだと昔から馴染みのある侘び寂びに近い考えだよねきっと。

今で例えるとアップルが提唱するフラットデザインなんか、この頃の建築デザインの流れと同じような感じでわかりやすいんじゃないかな。

これらの時代を経て、ヨーロッパの建築はこう言うシンプルなモダニズムな建築に移行して行くんだよね。ドイツの世界遺産『ベルリンの近代集合住宅群』なんかもこの流れ。

ただ、こんな時代の流れの中、スペインのアントニ・ガウディはただひとり、唯我独尊的な唯一無二の建築を造り上げて行く。代表作はもちろんサグラダ・ファミリア。彼だけはぶっ飛びすぎていて規格外。当然、世の中の風潮にもあわず、ガウディのパトロンであり友人であるグエル伯爵とガウディの夢が作り上げた分譲住宅『グエル公園』は、ガウディとグエル伯爵のたった二人しか購入せずに頓挫する。

この時代に、ガウディのすごさを見抜いて投資していたグエルって人も相当な人物だったんじゃないかな。

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

正面から見ると一階建ての邸宅だが庭側から見ると三階建てになっている。

ブルノのツゲンドハット邸(トゥーゲントハット邸)

なんとか邸宅をぐるーっとまわって裏側までこれたが良い写真は撮れず・・・
やはりトゥーゲントハット邸に来るので早めに日程を決めておいて予約をした方が良い。

トゥーゲントハット邸のあとに行くオススメのカフェ『ERA』

トゥーゲントハット邸より徒歩5分くらいの場所にあるカフェ、ERA。

ERA CAFE

トゥーゲントハット邸とほぼ同時期に機能主義スタイルでヨゼフ・クランツによって建てられた2階建のカフェで、値段も安くてオシャレでしかも美味しかった。

カフェ・エラ

ステーキが1200円くらいでカフェラテが250円位だった。コーヒーはドトールと同じくらいの値段なのでクオリティを考えると激安。

Cafe ERA
住所:Zemedelska30, Brno
営業時間:月~日10~22時 
http://www.eracafe.cz

ブルノ旧市街

なんだかなぁと言う感じで終わってしまった『ブルノのツゲンドハット邸』の観光。時間も余っていたのでこの日はブルノの旧市街を観光する事にした。流石に4日もブルノにいてブルノ旧市街を観光しませんでしたではブルノさんに失礼だ。

ブルノ旧市街

ブルノはチェコ第二の都市で10コルナに描かれている教会もあるほどの都市。

聖ペテロ聖パウロ教会

聖ペテロ聖パウロ教会

聖ペテロ聖パウロ教会

この教会は高台に建っており、高台から見下ろすブルノの夜景もまた素晴らしかった。

ブルノ旧市街

街の灯りやトラムがミニチュアのように見える、やっぱり高いところから見下ろす街は好きだ。ブルノ旧市街はさすがチェコ第二の都市だけあって見所も沢山あり楽しかったのでオススメだ。

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公開日: : 最終更新日:2017/04/09 チェコ 世界遺産

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