オーストリアの世界遺産一覧 全9カ所のリスト
オーストリア共和国は中欧に650年間ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦で負けるまではイギリス、ドイツ、フランス、ロシアとならぶ欧州五大国の一つだった。オーストリア=ハンガリー帝国が解体される前はオーストリア・ハンガリー・スロヴァキア・クロアティア・ボスニア・ヘルツェゴビナなどを含む巨大な帝国だった。近世以降では世界遺産にも登録されている首都、ウィーンが「音楽の都」として世界的に名を馳せている。
ザルツブルク市街の歴史地区
「塩の城」を意味する岩塩の交易によって栄えた町
1996年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)(vi)
ザルツブルク州の州都ザルツブルクにある、紀元前より岩塩の交易によって栄えた町で、ザルツとは『塩』の意味でブルクは『城』の意味。9世紀に大司教座が置かれたことから、宗教都市として発展した。ウィーンにある「シェーンブルン宮殿と庭園群」と一緒にオーストリア、初の世界遺産として登録された。見所は『ザルツブルク大聖堂』、『祝祭大劇場』、『聖ペーター僧院教会』、『ノンベルク修道院』、『フランチェスコ会修道院聖堂』、『ホーエンザルツブルク城』、『レジデンツ広場』、『市壁の痕跡』、『モーツァルト広場』、『大聖堂広場』、『モーツァルト生家』、『ミラベル宮殿』、『モーツァルテウム』、『人形劇場と州立劇場』、『三位一体教会』、『ヘルブルン宮殿』など。あのモーツアルトが生まれた事でも有名な町となっている。
シェーンブルン宮殿と庭園群
ハプスブルク家の夏の宮殿
1996年、世界文化遺産に登録 / (i)(iv)
オーストリアの首都ウィーンにある、ハプスブルク王朝の歴代君主が離宮として使用した宮殿と庭園群がユネスコの世界遺産として登録されている。シェーンブルンは『美しい泉』と言う意味。モーツァルトが御前演奏した部屋などが公開されている。2014年よりこの宮殿の一部は宿泊できるよう改装され宿泊出来る世界遺産となったそうだが、一泊10万円位するので俺には関係ない。
ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観
世界の湖岸で最も美しい街
1997年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)
ザルツカンマーグート地方にある岩塩採掘の町ハルシュタットは、世界最古の「岩塩抗」があり、ハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれた「世界の湖岸で最も美しい街」と言われている。また、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地にもなった。『ザルツブルク市街の歴史地区』より電車で行けるので合わせてまわりたい。
アクセスは鉄道でザルツブルグ駅からハルシュタット駅まで約2時間
ゼメリング鉄道
世界初の山岳鉄道
1998年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
グロッグニッツ駅からミュルツツーシュラーク駅までのゼメリング峠を通る世界初の山岳鉄道で、開業から150年以上たった現在でも現役で使用されている。走行距離は全長41.825キロ、高低差は460メートル。その他に世界遺産に登録されている鉄道と言えばインドの世界遺産『インドの山岳鉄道群』のダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ鉄道、カルカ・シムラ鉄道などがある。
グラーツ市歴史地区とエッゲンベルグ城
歴史ある美しい古都
1999、2010年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
シュタイアーマルク州の州都、グラーツ市にある歴史地区が1999年に世界遺産に登録され、2010年にエッゲンベルグ城が追加登録された。グラーツの起源は、古代ローマ帝国の時代に設けられた砦で中世後期からハプスブルク家の支配下におかれた。
アクセスは鉄道にてグラーツ中央駅に行く事が出来る。
ヴァッハウ渓谷の文化的景観
ドナウ川下流地域に広がる景勝地
2000年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
オーストリア北部、ドナウ川下流の渓谷の両岸に古城や修道院が点在しいて観光クルーズなどを楽しむ事が出来る。主な見所は『アックシュタイン城』、『メルク修道院』、『シェーンビューヘル城』、『ゲットヴァイク修道院』などで、ドナウ川の中で最も景色が美しいと言われている。遊覧船からの眺めを楽しみたい世界遺産。ドナウ川クルーズの料金は片道26ユーロ、往復32ユーロ、片道4時間〜6時間程度。
ウィーン歴史地区
古代ローマ時代からの歴史を持つ歴史ある町
英名:Historic Centre of Vienna
2001年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)(vi)
古代ローマ時代からの歴史を持つ歴史ある町で、旧市街には様々な時代の建造物群が残っている。近世以降では「音楽の都」として世界的に有名。主な建造物は『ホーフブルク宮殿』、『シュテファン大聖堂』、『ウィーン大学』、『ウィーン国立歌劇場』、『ベルヴェデーレ宮殿』、『オーストリア議会議事堂』、『ウィーン市庁舎』、『カールス教会』、『ブルク劇場』、『自然史博物館』、『美術史美術館』、『カールスプラッツ駅舎』、『郵便貯金局』など。ウィーンはオーストリアでは一番楽しみにしている世界遺産の一つ。
2017年7月 追記
現在、ウィーンでは高層ビルの建設計画をはじめとする再開発計画が進められており、歴史的都市景観に悪影響を与えるということで危機遺産リストに加えられてしまった。あの美しい街並みが変わってしまうのは残念。
フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観
中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖
2001年、世界文化遺産に登録 / (v)
オーストリアとハンガリーにまたがるフェルテー湖は、中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖で、ハンガリー語でフェルテー湖、ドイツ語でノイジードラー湖と言う。場所はハンガリーのジェール・モション・ショプロン県から、オーストリアのウィーン南東のブルゲンラント州に広がっている。
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群
紀元前5000年頃〜前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居の遺跡群
2011年、世界文化遺産に登録 / (iv)(v)
スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されている。約7000年ほど前に起源を持つ、考古学上の遺産で、オーストリアでは下記の5つが世界遺産に登録されている『Keutschacher See』、『Abtsdorf I』、『Abtsdorf III』、『Litzlberg Süd』、『See』。
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